ベルリン:キム・ギドク #Me Too 告発者に応答、映画における暴力について語る。

Berlin: Kim Ki-duk Responds to
#MeToo Accusers, Talks Violence in Movies








しばしば論争を巻き起こす
韓国の映像作家、キム・ギドク。

女優による訴えに対する裁判所の判決後、
はじめてとなる彼のプレスイベントが無事終了した。

パラノマ部門選出映画
“Human, Space, Time and Human” で、
キムはベルリンに参加した。

ところが、
ベルリン映画祭は偽善的だ、という非難を受けるなか、
#Me Too アンチセクシャルバイオレンスの原因として、
彼はターゲットになった。

ベルリン映画祭は、
公に、#MeTooへの受け入れを表明してきた。
では、セクシャルバイオレンスで最近告発された男性に
登場の機会を与えることで、
映画祭はなにをしようとしようとしているのか。

免れることのできない最初の質問に、
キムはまっすぐに応えた。

この事件は、4年前に起きた出来事であり、
非常に遺憾であり、心残りに思っています。

法廷で説明をし、答弁をしました。

検察官は、
私が女優を平手打ちした点を問題として
認識しました。

裁判所は、
映画「メビウス」製作中に
女優に平手打ちした点について、
キムに対し、罰金を科した。

ところが、
事態は、性的暴行への告発に陥ってしまった。

大勢の面前で、
シーンのリハーサルをしていました。
当時、それが不適切である、
と言うスタッフは誰もいませんでした。
女優の解釈は違いました。

判決は出ました。

判決に完全には納得していません。
だが、私には負うべき責任があります。
そして、このような判決は、
映画業界の変化のプロセスの一部となるでしょう。

「平手打ちした、この事件について、
 謝罪をしたいという気持ちがあるか」

という直接的質問に対して、
キムの態度はふてぶてしいものだった。

いいえ。
私が遺憾だと感じているのは、
これが裁判になってしまった、という点についてです。

鋭い質問は続く。

「自分の態度を変えるつもりはありますか?」

この出来事に対する解釈は様々です。
私は、検察官に対して、なにもかも説明しました。
この判決を引き受けます。

キムは、そうはぐらかした。

女優、藤井美菜は、
キム監督からどのように接せられたか、
という質問に対し、

キム・ギドクとの仕事は、
とても楽しいものでした。
たくさんの人が驚くかもしれませんが。
わたしたちは、撮影前に、
非常にたくさんのコミュニケーションをとりました。
キム監督は、現場で、
男性と女性を区別して対応することはありませんでした。
わたしたちは、誰もがみな、
とても大切に扱われていました。

こうして、
尋問は徐々に、
映画“Human, Space, Time and Human”と、
ダーク、かつ色彩豊かなキムの作品群について
向けられていった。

「芸術をなすためには、
 バイオレンスが必要だと考えますか?」

そこには、
安全上の観点、そして
スタッフやキャストへの敬意、という問題があります。

映画“Human, Space, Time and Human”で、
キムは、
自分の生死がかかったなかで
人がどのように行動するか、という極限状態に
登場人物たちを投げ落としているように思われる。
そこには、人肉嗜食、そして、
地上最後の女性に対してなされる集団レイプが含まれている。

結果生まれてくる子供は、
だれの子供でもない。
だが、
人類という種が続いていくために
必要な存在です。
そして、そうだからこそ、
彼女は人類の母となるのです。

こう、キムは説明した。

韓国映画に多く見られる
「暗さ」について問われると、

キムは態度を一変、
女性蔑視的な女優叩きをした人物というより、
被害者としての顔をのぞかせた。

そこには、
近代韓国の歴史における
2つのトラウマ的な出来事があります。
日本による韓国占領、そして朝鮮戦争です。
多くの監督が、このトラウマを負っています。
私の父は、朝鮮戦争兵士として4度負傷し、
寝たきりでした。
私は常に、そうしたこととともに生きてきました。

次にキムは、

この映画は、当初、
壮大で聖書的なスケールで撮りたいと
考えていたが、資金面でつまづいてしまった、

と説明した。

どうやら彼は、
韓国、アメリカでの資金調達を模索したが、
目標には足りず、結局、この映画は、
20万ドルで製作された。

もし、
莫大な資金を得られていたら、
豚やライオンなどを登場させられたが、
結局は、鶏と卵でヨシとするしかなかったのです。











拙訳。
失礼しました。










by aloetree | 2018-02-18 19:47 | 記事/ 映画

JKSさん酔狂。


by aloetree