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「イテウォン殺人事件」製作ノート & 「真実の行方」

2009年「イテウォン殺人事件」製作ノートより。


元記事
元記事


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事件に先立ち:

<イテウォン殺人事件>は
1997年4月3日に発生したハンバーガー店殺人事件実話を
モチーフにしたミステリースリラーです。

映画の中の主人公の名前も、事件の結末も、
実際の事件と関係がなく映画的に再構成したことをお知らせします。

映画製作を許諾された、
故チョ・チュンピル氏ご遺族の方々に
深い哀悼と感謝の挨拶を差し上げて謹んで故人のご冥福を祈ります。



事件のアウトライン:

1) 発生日時:1997年4月8日夜10時頃
2) 発生場所:ソウル市龍山区(ヨンサング)
       梨泰院洞(イテウォンドン)ハンバーガー店トイレ
3) 被害者:チョ・チュンピル(男、当時23才)
4) 容疑者:在米同胞アレックス(男、1979年生まれ)仮名
      韓国系アメリカ人ピアソン(男、1979年生まれ)仮名
5) 殺害方法:ジャックナイフで首と胸など9ヶ所乱刺
6) 殺害動機:おもしろ半分の快楽殺人

7) 事件日誌:

 1997年4月初旬
 [米国側CID(米陸軍犯罪捜査隊)]は
 有力な殺害容疑者として米軍属息子ピアソンを検挙・調査

 1997年4月末
 [韓国側検察]
 アレックスを殺人罪、
 共犯・ピアソン単純な凶器所持、証拠隠滅にともなう暴力罪で起訴

 1997年10月
 [一審裁判所]
 アレックスに対して無期懲役、
 ピアソン懲役長期1年6月、短期1年を宣告

 1998年1月
 [控訴審裁判]
 アレックスは懲役20年、
 ピアソンは懲役長期1年6月、短期1年をそれぞれ宣告
 以後ピアソンは控訴をあきらめ服役。 
 服役中の1998年8月15日、特使で赦免

 1998年9月初め
 [上告審裁判]
 アレックスに対して、大法院で証拠不充分を理由に無罪宣告

 1998年9月末
 ソウル高等法院が大法院から破棄送還された事件について、
 アレックスに対して無罪を宣告、
 ピアソンを殺人罪で告訴した状態だったが、
 検察側では遺族からの再三の要求にもかかわらず、身柄確保処理進行不可

 1999年12月
 検察で出国禁止延長をしなかった隙を利用して
 ピアソンが8月24日すでにアメリカに出国した、
 という事実が一歩遅れて明らかになる

 2000年11月、2002年1月頃
 [韓国検察]
 米法務部にピアソンの殺人疑惑と、
 被疑者ピアソンを関連参考人にとして
 アメリカで調査できるように司法共助要請書発送

 2002年
 ピアソンについて、
 起訴中止決定発送殺人罪の場合、
 控訴時効は15年で、
 期間内にピアソンの身辺を確保して
 殺人疑惑を明らかにするならば処罰することができるが、
 証拠不充分、身柄確保不可

 およびアレックスの場合、
 一事非再審理の原則で同じ罪を処罰できない状況

あらすじ:

 2人とも無罪なんて・・・
 それじゃ、うちの息子は誰が殺したんですか?

 息子は三代続いた一人息子の家の末っ子で、
 優しすぎるほど優しい子でした。
 そんな子が何の理由もなく殺されて、
 犯人はのうのうと解放されました。
 
 私は、死んだあの子と一緒にいた時間で止まっています。
 空の上で悔しい心で涙を流す息子のために、
 私は死ぬまでずっと、必ず犯人をさがしてみせます。
 あの子が安心して目をとじることができる日まで…

        〜故チョチュンビル君の母親〜



 こんなヤツらははじめてだ!

 1997年4月8日夜10時頃、
 イテウォンのハンバーガーショップのトイレで、
 残忍な殺人事件が発生した。

 なんの罪もない市民である大学生を
 10代の未成年者である韓国系アメリカ人が殺害したのだ。

 面白半分で人を殺しておきながら、
 今はいけしゃあしゃあと嘘をついている。

 殺人も、法廷も
 ゲームとしてとらえている残忍な2人のヤツら。
 法廷を茶化すほどの余裕、こんなヤツらは初めてだ。
 
 私が必ず犯人を捕らえてやる。
 もうこれ以上、お前らにやられたりしない・・・!

        〜事件調査者パクテシク検事〜


 僕たちが殺しました。
 だが、殺したのは僕じゃありません・・・。

 あの日、忘れることのできない日だ。
 僕たちはふたりとも、
 酒によって、完全に High状態だったんだ!

 だけど・・・
 たかがコリアン1人が死んだくらいで、
 こんなことになるなんて。
 僕がもっとすごいものを見せてやったのに。

 今、僕は釈放されて悠々と元気に暮らしてるさ。
 
 あの日の真実。
 殺したのが本当は誰なのか、知りたいか?

        〜容疑者ピアソン&アレックス〜
 


 真犯人が気にならないか?
 いいものを見せてやろう、ついてこい!
 I’ll show you something cool,come with me




タグライン:

 嘘をついているのは誰なのか・・・


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製作ノート:

 そこが知りたい(1)

 僕たちが殺しました。
 だが、殺したのは僕じゃない・・・。

 2人の容疑者がつまびらく殺人の告白。
 その中に秘められた激しい真実ゲーム!

 1997年4月のある日、
 イテウォンのど真中にあるハンバーガー店で
 衝撃的な事件が発生したというニュースが報道された。
 
 面白半分で快楽殺人を犯した、という証言に基づいて、
 当時未成年者だった10代の韓国系アメリカ人容疑者、
 ピアソンとアレックス(仮名)が、
 有力な容疑者線上に浮び上がったが、
 結果的に、彼らのふたりともが、無罪釈放されることになり、
 大韓民国を揺るがした前代未聞の事件、
 映画<イテウォン殺人事件>はそこからスタートする。

 実話の事件をモチーフとして再構成した
 映画<イテウォン殺人事件>は、
 韓国系アメリカ人10代の青少年による、
 無慈悲な快楽殺人現場を新しい見解で再現したものだ。

 それだけではない。
 ピアソンとアレックスは、
 二人のうちのどちらかが
 犯人であることが明白な状況にも関わらず、
 無罪を主張、お互いに
 「自分は目撃者にすぎない」と主張し、
 おぞましい殺害現場の共犯者、
 あるいは傍観者としての責任を回避、
 凄まじい心理戦を繰り広げる。

 被害者が存在するにもかかわらず、
 被疑者がいない、という真実。

 容疑者であり、目撃者でもある、
 彼らの隠された真実は何だろうか?

 危機に陥った時、
 人間がみせる醜さとアイロニーが共存する。
 そんな時間の中に、
 ミステリー現場殺人劇<イテウォン殺人事件>は、 
 12年が過ぎた今もなお、解けないままの真実を暴くために、
 あの日の快楽殺人現場に引き戻す。


 そこが知りたい(2)

 映画<殺人の追憶> <あいつの声>につながる、
 韓国型スリラーの進化!

 ファソンで起こった連続殺人事件を扱った<殺人の追憶>、
 イ・ヒョンホ君誘拐事件を扱った<あいつの声>、
 そして、
 ユ・ヨンチョルが犯した西部地域での連続殺人事件を扱った
 <追撃者>まで、

 実話をモチーフにした犯罪スリラーは
 社会的なイシューと興行を兼ね備え、
 映画化のたびに、途方もないセンセーションを起こしてきた。

 <イテウォン殺人事件>は、
 今から約12年前の1997年、
 イテウォンで起きた前代未聞の殺人事件を扱っている。

 粗雑な現場保存や証拠管理など、
 不合理な捜査過程のせいで、
 毎回のようにひるがえり続ける証言と、
 犯人指定の状況を通して、
 苦痛に満ちた、事件当時の大韓民国の
 断面を垣間みることができるだろう。

 このような不条理な大韓民国の姿を反映して、
 波紋を呼び起こした既存実話スリラーから一歩踏み込み、
 <イテウォン殺人事件>は韓国とアメリカの間に存在する、
 公平性に欠ける協定により、
 無実の市民がいかに無念な死に追い込まれることになるのか、

 それを見せつけて、
 全国民の心のなかを熱く刺激するだろう。

 それだけでなく、
 <殺人の追憶> <あいつの声>のような映画が、
 未解決事件を再構成して、未知なる犯人を追う過程に焦点をおいた反面、

 <イテウォン殺人事件>では、
 二人の容疑者の中に、犯人が存在したにもかかわらず
 無罪で釈放されることになった、
 その事件に秘められた顛末を見せて、
 韓国型スリラーの、また新たな真価を披露する予定だ。


 そこが知りたい(3)

 大韓民国を揺るがした、前代未聞の殺人事件から12年、
 真犯人を探さなければならない!

 衝撃的な前代未聞の殺人事件をモチーフに
 製作された映画<イテウォン殺人事件>は
 面白半分で罪のない大学生を殺害した
 2人の10代韓国系アメリカ人容疑者が、

 互いに相手を犯人だと目星をつける、
 激しい真実ゲームの中で、
 真犯人を探すためのミステリー現場殺人劇だ。

 40人を越えるインタビュー、
 さらに4年間の考証を経たリアリティーに基盤を置く
 <イテウォン殺人事件>は
 この事件に対する法律諮問を求めて、
 数多くの弁護士、検事たちに新鮮なコメントを得てきた。

 それがまさに、
 「この映画は、
  つくられれば、法律系の大学で教材として使用できるはずだ。
  なぜなら、法廷で起きうる最も困難な事例のうちの一つといえる。
  証拠はなにもかも清掃されてしまい、
  2人のうち、どちらか1人が犯人であることは確実だが、
  2人ともが犯行を否認、
  お互いに対する目撃者も1人しかおらず、
  彼らの証言が全く信憑性がない状況なのだから」


 <イテウォン殺人事件>は
 大韓民国を衝撃に落とした殺人事件後、12年が過ぎた2009年、
 本当に犯人は誰なのか、事件の終わりはどこなのか、
 その真実を暴くための激しい旅程を通じて、
 もう一度観客の心臓を揺さぶるだろう!


 そこが知りたい(4)

 忠武路(韓国の舞台や映画製作者にとって代名詞となる町)における、
 最高の演技派俳優がくりひろげる熱い演技対決!

 <約束><王の男> <あなたは遠いところに>に至るまで、
 色とりどりのキャラクターを完ぺきに消化する、
 大韓民国を代表する演技派俳優チョン・ジニョンと

 大韓民国が愛するホットガイ、チャン・グンソク、

 そしてスクリーンとブラウン管を行き来して、
 欠かすことのできない役を正確にやり遂げた、
 シン・スンファンが

 <イテウォン殺人事件>の主な事件人物として登場する。

 <イテウォン殺人事件>で、
 これまでのイメージを抜け出して、
 180度変身した殺人容疑者役を演じたチャン・グンソクと、

 いまだベールに包まれたままの
 もう一人の容疑者シン・スンファン、

 彼らの間で、
 真犯人を探すために事件を暴く熱血検査役のチョン・ジニョンは、

 あの日の夜の真実を掘り起こすための
 熾烈な息詰まる真実ゲームを観るものを
 きわどい緊張感のひもでがんじがらめにする。

 さらに、
 <映画は映画だ>で忠武路を代表する
 最高のシーンスティーラー(場面を盗むような存在)として
 コチャンソク、

 <私の愛金枝玉葉> <トリプル>で
 新鮮なマスクで女心をひきつけたライジングスター、
 ソン・チュンギ他、

 俳優オ・グァンロク、ソン・ヨンチャンなどが総出演した
 <イテウォン殺人事件>は
 俳優の熱演と同じくらいに、
 熱い真実ゲームの中におとしこんでくれるだろう!


 4年にわたる資料収集、
 40人を超えるインタビューが事件のパズルを組み合わせる! :


 数年にわたり、
 この社会的なイシューに沒入したホンギソク監督は、
 映画 <選択>で共同作業したメン・ユ作家と対話中、
 前代未聞の殺人事件にまつわる素材に没頭し、
 共同で作業を始めるようになった。

 2005年から始まった <イテウォン殺人事件> プロジェクトは
 2006年釜山国際映画祭 MBCムービー賞を皮切りに、
 映画振興委員会企画開発コスト支援作に選定された。

 以後 2008年末映画振興委員会 HDサポート長編作として
 選ばれ、撮影に突入することになった。

 一方シナリオ作成期間の間、
 ホンギソク監督と、メン・ユ作家は、
 当時の事件に関わった当事者たちの大多数に直接会い、
 取材を敢行した。

 故・チョチュンビルク氏の遺族はもちろん、
 実在するパク検事、当時彼らを弁護した弁護士、
 検察などへのリアルなインタビューを通じて、
 リアリティーの基盤を押し固めた。

 もっともリアルなものが、
 もっともドラマチックである、という表現にふさわしいように、
 リアリティーを極大化するために、
 忍苦の時間と膨大な考証資料を経た<イテウォン殺人事件>は、
 もっとも写実主義的なスリラーを誕生させた。


 <イテウォン殺人事件>よりも、
 さらにドラマチックなキャスティングビハインド ストーリー:


 一番最初に
 パク検事役にキャスティングされたチョンジニョンは
 ピアソン役に<楽しき人生>で一緒に呼吸を合わせた
 チャン・グンソクを推薦した。
 
 俳優オグァンロクも、
 短い出演シーンにもかかわらず、
 主要な役割でキャスティングするのに
 最も大きい共助者になってくれた。

 また、チョン・ジニョンは、
 ホン・キソン監督と共に夜を明かして、
 シナリオ修正にも参加する熱意を見せた。

 一方<イテウォン殺人事件>は
 事件の中心にある二人の容疑者が
 韓国系アメリカ人であるだけに、他の映画とは違い、
 英語のセリフがたくさんある、という理由から、

 果たして、
 ピアソンとアレックス役をできるのは誰か、

 という点が非常に論争の的だった。

 数多くの既成俳優はもちろん、
 新人オーディションを通じて、海外在住韓国人出身俳優、
 人気グループの男性歌手までもキャスティング候補対象になった。

 結局、チョン・ジニョンの推薦を通じて
 実際の留学経験者であるチャン・グンソクが
 完ぺきなピアソン役として出会うこととなった。

 反対に、英語の実力はかなり不十分だったが、
 イメージと根性で製作スタッフをひきつけたシン・スンファンは
 途方もない努力でキャラクターを作った。
 体重を増やすなどの容貌だけでなく、
 毎日、海外在住韓国人に会い、
 彼らの韓国語の発音と英語発音を録音してまわる、
 という熱意を見せた。



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*****

イテウォン殺人事件関連のインタビューで、
グンソクくんが、映画「真実の行方/ Primal Fear」の
アーロン役を演じたエドワードノートンについて触れているもので、

一年に数回は、

「真実の行方」(だいすきだもんでDVD所蔵)
   ↓
「イテウォン殺人事件」
   ↓ 
「真実の行方」
   ↓
「イテウォン」
   ↓
 以下省略www

の、
無限ループビッグウェーブにさらわれてしまう我が家。
(つまり、今ですwww)


ハワイどころじゃないわーっ
イテウォンさー
リチャードギアさー
エドワードノートンさー
(ついでにグンソクチャンさーっwww)


って、

真実の行方がらみの日記も
もう何度も何度も同じこと書いてるから、
昔から読んでくださってる方は、
「またか・・・」ってとこじゃろかwww


最高の無限ループです。
るるる〜るんるんっ♪












真実の行方/ 予告編




真実の行方/ 音楽もすばらしいーー!
※この動画にはネタバレ&おっかない場面あるからご用心。




エドワードノートンさんも
日本語ちょびっと話されます






一応はっときましょ。
イテウォンもね。









以上。

元リチャードギア派の某ゾロ◯ちゃんに捧ぐ ← 嘘www

イテウォン殺人事件出演直後は、
CM出演が減少した、といわれているグンソクさん。
きっと、そういう流れもある程度は予想&覚悟の上で、
この映画出演に賭けた挑戦プリンス・グンソクさんに捧ぐ ← ホントwww





*****

その他。
イテウォン関連のインタビューなどまとめたページ。

   ☞ インタビュー/ 映画
by aloetree | 2015-07-22 22:32 | イテウォン殺人事件。

JKSさん酔狂。


by aloetree