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화인컷 Finecut facebookより


#화인컷#김기덕 감독님의 신작

<#인간공간시간그리고인간 >의 #해외세일즈 를 맡게 되었습니다.


韓国語部分:

配給会社 ファインカット(韓国)がキム・ギドク監督最新作

「人間、空間、時間、そして人間」の海外セールスを担当することになりました。


Finecut proudly announces pickup of Auteur KIM Ki-duk's latest film,
<Human, Space, Time and Human> which is in post-production!


英語部分:

現在ポストプロダクション中の

キム・ギドク監督最新作品<Human, Space, Time and Human>の

配給をファインカットが担当することになりました。

ここにお知らせさせていただくことをうれしく思います。


#KimKiDuk


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Finecut Picks Up Kim Ki-duk’s ‘Human’

ファインカットがキム・ギドク監督作「Human」を配給へ


by Sonia Kil



South Korean sales company Finecut has picked up

the latest film by Kim Ki-duk, “Human, Space, Time and Human.”


配給会社 ファインカット(韓国)が
キム・ギドクの最新作
Human, Space, Time and Human」配給を担うことに。


It stars Japan’s Mina Fujii (“Death Note: Light up the New World”)

and Joe Odagiri (“I Wish”), veteran Korean actors Ahn Sung-ki (“Revivre”),

Ryoo Seung-bum (“The Net”), Lee Sung-jae (“Public Enemy”)

and Jang Keun-suk (“You’re My Pet”),

in a tale that tests and reveals the true nature of the human race.



キャスティングに、
藤井美菜、
オダギリジョー、
ベテラン韓国俳優・アンソンギ、
リュスンボム、
イソンジェ、
そして、
チャン・グンソクを配し、

人類の本性を
試し、暴く、という物語だ。


“Time and Human” sees the story of a group of people
who wake up in the morning to find themselves
stuck in a battleship no longer floating in water.


“Time and Human”は、

朝目覚めてみると、自分たちが、
もはや水中を漂うことのない戦艦内に
閉じ込められていることに気づく、ある人々の物語だ。


“I made this film in order to stop hating humans,”
the arthouse maverick said in a statement released by Finecut.


"わたしはこの映画を
人々を嫌悪するのをやめるためにつくった"

配給会社ファインカットから発表された発言のなかで、
"アートシアターの異端者"は、こう語った。


Currently in post-production,
“Time and Human” is the twenty third production
by the director whose previous works including
“The Isle” and “3- Iron” have been recognized by
major European film festivals.
But Kim remains controversial in his home country
and the film’s Korean release date has yet to be set.


“Time and Human” は、
現在、ポストプロダクション中で、

その過去作品に、
ヨーロッパの主な映画祭で認められた映画
「島」「うつせみ」等を持つ監督の23作品めに当たる。

ただし、
キム監督は現在、母国での論争の最中にあり、
韓国内での映画封切り日はまだ確定していない。







*****


   ファインカット社 過去の配給作品

   ・チング
   ・オアシス
   ・箪笥
   ・オールドボーイ
   ・グエムル-漢江の怪物
   ・チェイサー
   ・ポエトリー アグネス
   ・嘆きのピエタ
   ・ハハハ
   ・7房の奇跡 
   ・かくれんぼ
   ・弁護人  

    等々。
    多数の映画の海外配給および投資。

   ・韓-アルゼンチン合作映画
    <LION’SDEN>、<CARANCO>等。カンヌ進出作共同製作。















で。
タイトルは。。。

"人間、空間、時間、そして人間"
なんでっか?


ただでさえ
いろいろ気がかりなことが多いわぁ・・・
思ってたら、

ここへきて、
なんと、

タイトルが、
いっちゃん、

気になって気になって〜〜
な状態に陥るとはwww










いつか不明だけど、

鑑賞する日を

気を長く、
首も長く、

でもでも
やっぱり、
気を長く(気を確かにもってw)
長い目でもって

待っとります。
たのしみだ。





by aloetree | 2017-08-30 22:02 | 記事/ 映画
作品を
観終わったときに、

こころが
ざらっざら、ざわざわぞわわ、、、

正直
「もっぺん観るこたぁねーな・・・」
となるばかり。


・・・なのにもかかわらず、
その監督作品を何本も観てきてしまった理由。

この機会に、
あらためて考えてみた〜。


たぶん、
一番は、

興味とか
関心とかっていうよりも、

「覗き見趣味」みたいなもの。

これが
いっちゃん大きいなー。




あとは、

観終わったときの・・・

口だけじゃなくて、
頭も体も、

全身全霊
ぽっかーん、、、と

じぶんのなかのエネルギー貯蔵庫が
空洞空白になる感覚への「中毒性」。





それから。
この監督の作品について、
絶対に確信してる特徴として、


「絵」が、
しびれる。綺麗。

そこで語られているあらすじは脇においておいたとして(笑)

そこに写っている画面の
1場面1場面に絵画的な魂を感じる。

たしか、
まだ映画監督になるずっと以前に、
フランスで絵の修行をしていたって聞いたことがあるから、
そこで得た血が、映画作品にも流れてるんだろか。

以前のインタビューで、
印象的だった言葉に、
こんなのがあった。


「映画は1枚の絵のようなもので、
 そこには暗い色もあれば明るい色もある。
 それが調和して1枚の絵になるんです。
 映画と演技の関係も同じだと思います。
 わたしにとって映画とは、
 人間の謎やこの世の秘密を解き明かして、
 私たちに提示してくれるものです。
 そういった映画の世界観を作るために、
 俳優たちは努力して、演じてくれているんです」





それから。
それから。


音楽。

音楽が、
美しい、とか、
印象的、とかっていうんじゃなくて、

なんというか、

音楽が〜
脈うってる。

音楽=念、みたいで、
祈りがあふれてる。



いままでに観た作品群のなかで
がつっと忘れられない音楽は以下2つ。


*これから「悪い男」をご覧になろうとしてる方は観たらいかんです









  ↑
 宗教歌だそうです。
 この歌が流れる場面の絵といったら!!!!!!!!!!!!!!
 うつくしさがあふれて「夢」の視覚化といった風情。
 ありとあらゆるものが洗い流されました私は。
 すぐまた汚れた魂に戻ったけどw





というわけで、
わたしにとっての、

キム・ギドク監督の面影w








過去、
監督作品をおすすめした友人、妹たちから
感謝されたことはいっぺんもないー。
観ちゃった彼らからは、
「なんであんな映画すすめたんだ!」って
何年もたった今だに非難される。
とくに「悪い男」と「魚と寝る女」w。

まあ・・・
好き、も、嫌い、も
一種の「反応」だろ、

と、
とらえるならば、

そういう意味では、
この監督作品にかえってくる「反応」は
爆発的ってことだ(わたしの身内からは)










ある作品に出演していた女優さん。
「この女優さん、、、
 こんな作品体験を経たあと、
 いったい、どうやっていくんだろか・・・」
と、勝手に不安に思っていたら、

作品後、程なくして、
ひっそり女優を引退しちゃった。
まだ20代だったはず。

そんときは、

そうだよね。
大事なのは、
役者としての時間の長さ、じゃないよね。
役者として存在した、その「濃度」よね!

と自分で自分を納得させつつも、
大丈夫なんだろか、、、って、
ちょっと心配になっちゃった記憶。

(このひとのことがずっと気になってて、
 時々、検索してたんだけど、
 つい1年くらい前に、
 一般人としてだけど、
 現在の写真があがっていて、
 その表情がすごくいい感じだったから
 ああ、よかったな、ってうれしくなったのも
 ひとつの思い出)












ある作品の主演男優さんが語ってた、
印象的だったエピソード。

「映画祭のインタビュー会場で、
 ものすごい人数の海外の記者たちを目の前にして、
 そこにいた誰もが、もちろん、僕も含めて、
 "こんな話はありえない” 
 ”こんな男がいるわけない"
 と、当然みんなそう思ってるし、
 そういう答えを期待していたなかで、
 監督が
  "こういう男はいる" って
 当たり前のように、
 本心から、そう発言したもんだから、
 会場全体が、唖然、凍りつき。言葉を失った」
 みたいな話。











そんなこんなで、

世界有数の問題監督、
世界有数の賛否両論監督、

等々のタイトルをゲトした、
キム・ギドク監督。
















今回の作品に関して、
個人的に興味津々だな〜、
なポイントは。


過去、
キム・ギドク監督作品に対して、
異議や批判(悪い意味じゃないです。シンプルに批判)
を唱えていたことのある、

アンソンギさんが出演する!!!!!!!!!!!!!!

という、
驚愕的事実(下世話なわたしにとってはw)





キム・ギドク監督作品のなかで
繰り返し登場する、
印象深いモチーフ。


「喋らない男」
「喋らない女」

「喋らない存在」

というものが、
今回の作品にも
登場するのだろか。

という、

キム・ギドク監督と
喋らない存在、

への
好奇心。





わたしの独断で、
国内映画雑誌のなかで、
最高レベル!
と認定してる「映画秘宝」は、

独特の切り口で、
熱く熱く暑苦しく、

キム・ギドク監督を
追跡してきてるからして、、、

以前から、
この日記ブログに
私の夢、として雄叫んできた、

我がアイドル様が、
稀少俳優異常俳優気狂い俳優として、
「映画秘宝」に掲載される

という栄光の日が、
いよいよ現実になるかしら!?

という、
おそろしい不整脈的動機息切れ。














以上。

わたしにとっての
キム・ギドク監督 & エトセトラ。











そうさね。

楽しみ、
といっていいのか、
なんていったらいいのか、
よくわかんないや。


まあ、
こういうときこそ、
あれかしら。

lezgo......???






映画作品に関わる人たちが
魂こめてつくりあげるのは、

いつだって
たいせつな誰かの
「世界観」なんでしょう。

その世界観を
目の前にする時まで、

敬意のきもちの表現として、

しずかにしずかになんにもせずに
ただ、待ってるだけ、をしていようと思う。











リンク:

























たいせつな追記。

メッセージ、コメント。
ありがとうございました。

ひとつひとつお返事しないこと、
ごめんなさい。

いただいたお気遣い、おきもち、
うれしく、ありがたく。

ほんとに
ありがとうございました。


体調はまあまあ。

これからは(も?)

ほどほど
ゆるゆる
適当
いいかげん

そんな感じです。





by aloetree | 2017-05-24 22:22 | あれこれ

勝手な思い入れがあったから
悲しいです。

監督の映画5作品について
書いてあるこの記事。
読んだら涙でました。


ホンギソン監督、
ありがとございました。











ホンキソン監督映画5選
この社会に投げかけられた重い問いかけ




2016.12.17





あまりにも意外だった
ホン・キソン監督の死。

ホン監督は来年初めの封切を目標として
映画「일급기밀一級機密」の撮影を終え、
その編集作業のさなかの急死だった。

映画「イテウォン殺人事件」後、
8年ぶりに発表する長編映画だった。

映画「一級機密」は、
一級軍事機密にまつわる軍内部の不正事件を暴く、
という内容の映画だ。

パククネ政権による文化系への弾圧の雰囲気のなか、
(映画への)投資家を見つけるのが困難となり、
しばらくストップしていた製作が、
やっと仕上げの段階に突入し、
期待を集めていたところに届いた悲しい報せだった。


困難を通り抜けて、
8年ぶりに自分の作品を
世間にリリースしようとしていたが、
完成を見ずにして亡くなったホン監督は、
その命の最期の瞬間まで、この社会に対して
重い質問を投げかけ続けた。

ホン監督は1980年代の映画運動を通じて、
映画界に足を踏み入れてからずっと、
社会に向けて、問いかけを投げかけてきた。

そして、
そういうホン監督の問いかけの多くは、
この社会が抱える、もっとも痛い部分に向かっていた。

それはつまり、
分断とアメリカ、に象徴される
われわれの社会の矛盾、だ。

ホン監督がシナリオを書いた1989年の作品
「오! 꿈의 나라(ああ。夢の国)」は
光州事件を本格的に扱った最初の長編映画であり、
この映画のなかで、
光州(クァンジュ)流血鎮圧の
背後にあったものとして、アメリカを挙げている。

これ以降、
映画「選択」
映画「梨泰院(イテウォン)殺人事件」
等を通して、問いかけは続いた。

社会に向けられた
このように重い問いかけが、
映画資本から歓迎されることはあり得なかった。

通常ならば
2~3年に1本程度のペースで
新作映画が発表されるものだが、
彼の場合は、
投資家や製作会社を探すことすら困難だった。

その結果、
1980年代から映画界で活動してきたにもかかわらず、
彼の名が刻まれた映画といえば、指で数えるほどしかない。

1992年、
映画「가슴에 돋는 칼로 슬픔을 자르고」で、
映画評論家協会新人監督賞と脚本賞を受賞して
監督デビューしたものの、
続く長編映画「選択」ができるまでには
11年の空白期間が必要だった。

それだけ、
韓国社会に向けられた彼の問いかけは、
この国の既得権勢力や資本にとって
見過ごせないものだったのかもしれない。

重い重い彼の足跡は、
量としては多くのものを残せなかったが、
その足跡の深さ、そして、
その意味は決して小さなものではない。

ホン監督が、
この社会に向けて投げかけた、重い問いかけに
触れることができる映画5作品をここで紹介しよう。





「오! 꿈의 나라」(1989年)

光州(クァンジュ)抗争を本格的に扱った
初めての長編映画だった。
当時の映画専攻大学生たちが
集まって作った映像集団‘장산곶매’が
16ミリで撮影した劇映画だ。
ホン監督は、この映画のシナリオを書いた。

光州抗争が武力鎮圧されるなか、
ジョンスは戒厳当局の捜査をくぐりぬけて、
故郷の兄テホを探して東豆川を訪れる。
テホは全南(チョンナム)大学生で、
光州抗争での活動のせいで追われる境遇だった。
テホは米軍部隊のバーで働いくが、
その本業は米帝の品物商売だ。
ジョンスはテホの部屋に居候して、
米帝の品物商売を手伝う。
そんななかで、ジョンスは、
アメリカと自分自身に対する省察と苦悩を続ける。

映画は、
光州と東豆川を並列で連結している。
光州抗争の背後にアメリカの存在を示している。
その明らかなテーマ意識と当時の時代環境があわさって、
「오! 꿈의 나라」は合法的上映が不可能な映画だった。
許可なく上映した、という理由で、
製作者と劇場の代表が告発されることもあった。
大学街では、この映画を見るために、
警察と激しいにらみ合いを繰り広げる、など、
この映画を見るだけでも、
権力に対抗する、ということを意味した。




「가슴에 돋는 칼로 슬픔을 자르고」(1992年)

ホン・キソン監督の長編デビュー作だ。
現代版奴隷船と呼ばれる海老釣り船に乗ることになった
船員たちそれぞれの脱出への熱望を描いた映画で、

この映画で
ホン・キソン監督は百想芸術大賞シナリオ賞と
映画評論家協会新人監督賞と脚本賞を受賞した。

そして男性主人公を演じた俳優
チョ・ジェヒョンは青龍映画祭男新人賞を受賞した。

木浦の船着き場に流れてきた
ジェホ(チョ・ジェヒョン)は、ペシルを救いに通う。
紹介業者オ社長(ファン・ビョンド)のおかげで
仕事場を見つけたジェホは、
それが海老釣り船であることを知らず、その船に乗る。

家出少年、孤独な老人、そして強盗前科者などが
共に船で生活することになる。
そこに馴染めないジェホは、
船からの脱出を試みるが、失敗して殴打されてしまう。
その後、ジェホは、船頭の言うことを聞き、
船主と船長からの信任を受けるようになる。
そうして、船員を監視して、
脱出計画をたてることになる。

これは、
映画界で多くの注目をあびた作品だ。

韓国社会の現実を
隠喩的に取り込んだこの作品を通じて、
彼は韓国リアリズム映画の新しい可能性を示した、
という評価を受けた。

韓国社会に投げかける彼の重い問いかけに対する
当時の既得権勢力からの圧力は凄まじいものだった。

1991年、
映画振興公社の事前製作支援作として決定したものの、
それを白紙にされる、など、製作には困難を究めた。

製作が終わった後は、
検閲によって相当部分がカットされる、
という屈辱を経験することになった作品だ。





「選択」(2003年)

0.75坪独房に45年の歳月を
閉じ込められなければならなかった人がいる。

非転向長期囚として、
45年間監獄に閉じ込められていた世界最長期囚、
キム・ソンミョン先生だ。

映画「選択」は、
45年の歳月にも折れることがなかった
信念の最長期囚、
キム・ソンミョン先生の実話を基に作られた。

この映画は2003年、
釜山国際映画祭で観客賞を受賞した。

1951年、国防警備法に基づいて、
15年の刑を宣告されたキム・ソンミョンは、
2年後、スパイ疑惑が追加されて死刑の宣告を受け、
その後、減刑される。

ソウル拘置所から
麻浦(マポ)刑務所、
大邱(テグ)、大田(テジョン)、
木浦(モクポ)、そして再び大田へ。

1995年、
キム・ソンミョンは、
光復節特別赦免で自分が解放される、
という思いがけない消息に接する。

だが、このときすでに、
彼の年齢は70歳。
すでに、監獄のなかで、
青春から老年までのすべてのときを
過ごし終えた状況だった。

この映画は、
個人の良心を弾圧して、
無慈悲な拷問にかけることで
転向を強要した国家権力の素顔を見せる。

刑務所内のチンピラ雑犯を利用して
無慈悲な拷問をくわえ、
狂ってしまう者あり、自殺するものあり。
彼らの人生は破壊される。

その、凄まじい拷問の瞬間瞬間と、
暴圧的な強要の中でも、
良心を守り抜いた人々の姿を
実によく表現した映画だ。

この映画のシナリオは、

ホン監督の夫人であるイ・メンウ作家が書いた。

イ作家は、
シナリオを書くために、
非転向長期囚の先生たちが生活する”出会いの家”
を訪ねて行き、直接仕事の手伝いなどをして、
彼らの過ぎさった時間を執拗に取材した。

数十年を監獄の中ですごした彼らが、
簡単に心を開くことはなかったが、
長い時間をともにするうちに、
彼らは少しずつ、その本心を語り始めた。

そして、
彼らの貴重な証言は、
そっくりそのまま映画の中に描かれている。






オムニバス映画「3つめの視線」中
1作品「나 어떡해」(2006年)


国家人権委員会の製作によるオムニバス映画
「3つめの視線」(2006)の中の1作品、
「나 어떡해」は17分の短編映画だ。

この映画は、
現代社会においてもっとも疎外され差別されている、
非正規職の労働者の物語だ。

工場でフォークリフトを運転するトさん、という熟練工。
だが、トさんの業務経験も、熟練度も、なんの意味もない。
彼が正規職員ではないからだ。

作業着で区別されている正規職員と非正規職員。
非正規職員は、法で決められた休暇はもちろん、
労働を継続するに最低限必要な休憩時間すらとることができない。

母親が突然倒れた、という報せを受けても、
休暇をとれないトさんは、
せめて、母親のために祈ろう、と
会社の資料室で聖書を借りようとするが、
それすらも「正規職員ではない」という理由で
拒絶されてしまう。
結局、非正規職の息子をもった母親は、
息子に会うことも叶わず、最期の息をひきとる。


母親の訃報に接しても、
家に戻ることができない非正規職労働者の話は、
悲しいかな、映画や主節の中だけの話ではないのだ。

この映画は実話を基につくられている。
対策を講じないままに、非正規職員を量産する
当事の政府や企業に対して問題提起すると同時に、
非正規職労働者たちの日常的な痛みが
どれほど深刻か、を直接的、写実的に描写して
関心を集めた。






「イテウォン殺人事件」(2009年)

製作中の映画
「一級機密」の製作完了を見ず
亡くなったホンキソン監督にとって、
「イテウォン殺人事件」は
その最後の長編映画として記録されることになった。

この映画は、

ホン・キソン監督の映画の中で、
最も大衆からの認知度が高い作品だ。

大衆的な関心を集めた作品、とはいえ、
やはり、この映画も、
社会に向けたホン監督のメッセージを忠実に含んでいる。

2005年から始まった
「イテウォン殺人事件」プロジェクトは、

2006年、
釜山国際映画祭でMBCムービー賞をはじめ、
映画振興委員会の企画開発費支援作品に選ばれて、

以後、2008年末には、
映画振興委員会HD支援長編作として選ばれ、
辛くも撮影することができた。

とはいうものの、
全体の総製作費が15億ウォンという低予算映画。

この程度の金額で商業映画をつくる、
ということがどれほど無謀な挑戦だったかは、
計り知れない

「イテウォン殺人事件」は、

1997年4月3日に発生した実際の事件を基に作った作品だ。

無念の死を遂げた韓国青年がいたというのに、
容疑者2人はなんの処罰も受けないまま終わった事件、
として、

韓米関係の不公平さ、など、
多くの苦悩を私たちに投げかけた。

映画の準備にあたり、ホン監督は、
当時事件に関わった当事者のほとんどに
直接会って、取材をすすめ、

故チョ・チュンピルさんの遺族はもちろん、
実際のパク検事、
当時彼らを弁護した弁護士、
解剖検査員、

などとのリアルなインタビューを通じて、
当時の事件を写実的に再現するように
あらゆる努力を注いだ。

そして、最終的にこの映画が、
アメリカに逃げた容疑者パターソンを帰国させ、
法廷たたせるきっかけとなった。

パターソンは去る9月、
2審で懲役20年の宣告を受けた。




*****

ホン・ギソン監督、7年ぶりの新作『一級機密』公開控えて15日に死去






*****

ホンキソン監督の訃報に接し、
映画「イテウォン殺人事件」関連で
自分で翻訳したもののなかで、
まっさきに思い浮かんだ記事は ↓ でした。

  イテウォン殺人事件、当時の彼らは今…




*****

 → 映画「イテウォン殺人事件」関連の日記まとめ







by aloetree | 2016-12-18 20:16 | イテウォン殺人事件。
by aloetree | 2016-07-27 12:11 | 워리를 찾아라!!!
いいかげん翻訳。
すんません。






監督チャン・グンソク
"次期作は恐怖スリラーを装ったヒューマンドラマ"


元記事
2016.07.26


第20回富川国際ファンタスティック映画祭の
オープントークに参加した'監督'チャン・グンソクが
ヒマさえあればシナリオを書く、として、

監督としての次回作は
恐怖スリラーを装ったヒューマンドラマになると話した。

チャン・グンソクは

「退屈になるたび、シナリオを書く。
 他の映画をみてインスピレーションを受けることもあるし、
 知人たちとの酒の席で会話しながら
 インスピレーションをもらうことも多い」

「次の作品の場合は'偉大な遺産'と似ているが、
 最後まで、クエスチョンマークを与えられる映画になる。
 何だ?何だ?と続いていって、
 最後の最後で強烈なストライクを残す、
 そんな痛快な映画をつくりたいという気持がある」

「基本的に好きなのは、
 成長ドラマとヒューマンドラマ。
 恐怖とスリラーを装ったヒューマンドラマになるだろう」


と話した。

この日チャン・グンソク
は500人余りの映画ファンと市民が駅広場に集まった中で
ゲストとして登場し、
映画祭を訪れた感想、監督としての姿勢、
今後の計画などについて話した。





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*****

監督チャン・グンソク
"予想できる経路を行きたくない"


元記事

2016.07.26


約30分間話しつづけた。

多様なことをしながら、
信用や信頼を落としてしまうんじゃないか
という気もする。

僕は完成形というものには不足している。
やったことのないことに挑戦して、
身体ことぶつかってみる、というのが
僕にとっては意味がある。

予想される経路を行くよりも、
多様なことをやってみたい。

次の作品は
恐怖スリラーを装ったヒューマンドラマになるだろう。

俳優として幸せだし、
応援と支持をもらえるこの場が幸せだ。



(以下。一問一答)


俳優として活動しながら直接演出をしてみて。
かえって難しくなかったか。

僕もそう思っていた。
だけど違った。

ノ・ヒョンウク俳優からも
俳優の心をよくわかっている、と言われた。

僕は、現場で、
大変な時でも、自分が言わない限り、
他の人々にはわからないだろう、と思っていた。

だけど、
直接見てみたら、それは違った。

やはりカメラは正直だね。

俳優が、
少しでも大変なそぶりを見せたら、
撮影を中断して休めるようにした。




幼い時、演技をスタートし、
監督をして歌手活動もしてきた。
今は監督としてここにいるけれど。

自分でも混乱する。
いろんなことをしながら、
信用や信頼を落とすんじゃないかと。
そんな気もする。

顧みたら、僕は今年で30歳だ。

何かに対して、
自分が完成型、というには
まだまだ不足している時間だと思う。

だから、
やったことのないことに挑戦してみて、
やりたかったことを行動してみること、
本で読んだことよりも、
身体でやってみること、

僕にとっては、
そういうことがもっと意味がある。

僕は短編映画監督として完璧じゃないし、
俳優としても決して完璧ではない。

予想した経路を行くよりも、
「この人ってこんなことまでやるのか」
といわれるくらい、いろんなことをやってみたい。

短編映画の長所というものがある。

サイズ、規模が大きくなるほど、
協力しなければならないスタッフが多くなる。
投資の問題もからんでくる。

その結果、
監督がやろうとしていた話が
変わってしまうというケースが発生する。

短編は、
やりた話を短く淡白にこめることができるジャンル。

だから、
たくさんの方々の関心が必要だ。

今回の映画祭で
多くの方々が関心を持ってご覧になれば、
もっとたくさんの監督たちに
表現の場が生まれるんじゃないかと思う。

今日は
忘れられない1日になると思う。

また、
今日招待された分だけ、
さらに責任感を感じて、
さらに映画を撮るとしても、
1作品1作品をもっと大切に撮ることになると思う。

責任感を与えてくれる場所だ。



俳優として作品を出す時と
監督として作品を出す時の違いがあるとしたら。

俳優は映画を輝かせる最も重要な要素だと思う。

今回の招請を受けて、
「監督という肩書きにふさわしい仕事をしただろうか」
と恥ずかしく思うきもちがあって出席すべきか悩んだ。

一人目の招請だということで、
ずいぶん悩んだ。

映画では、
見える俳優たちの演技力、
俳優の名前、俳優の顔がまず重要だとしたら、

演出者というのは、
それらすべてを設計する責任者みたいなものだ。

見えない場所で、
より一層の責任感をもって仕事する以外にない。

今日のこの場が幸せです。

俳優としてではなく
監督として在ることができて。

(観客から拍手)

テンキュ!



自分が表現したい演技と
監督として作りたい映画は別ということもあると思うが。

以前からロードムービーが好きだった。
基本的なストーリー、シナリオなど、
現場で生の感じのままに撮影するのが好きだった。

ところで、今回の作品では、
序盤のプリプロダクションの段階から
撮影場所のロケーションに至るまで、
実際に作業されている方々と同じようにしてみたら、
僕がつくることができる範囲が広くなる、という点に、
さらに大きな満足感を感じることができた。



撮影中、最も難しかった地点は?

時間との戦いがあった。
たった一日半での撮影。

場所の交渉も非常に困難だった。
制作部が断られた場所に直接電話をかけることもあった。

最も難しかった点をあげると、

病院というのは、
誰かにとっては生死を行き来する重要な場所だから、
患者にとって、あるいは迷惑になるかもしれない、
という部分。

それが
いちばん気がかりだった。

最短の時間内で、
迷惑をかけない線内で
撮影を終わらせるのが目標だった。

その点がいちばん大変だった。

カメラ ウォーキングは
実態調査のようにやわらかな感じを求めた。

実際のロケーションから発生する
予想できない部分を修正しながら撮影するのが大変だった。



監督チャン・グンソクの
次の作品はどこでインスピレーションを受けるのか。

退屈な時はいつもシナリオを書いてる。

他の映画を見て
インスピレーションを受ける時もあるし、
酒の席で、仲間たちと会話しながら
インスピレーションを受ける場合も多い。

次の作品の場合は
"偉大な遺産"と似ているが、

最後まで
クエスチョンマークを投げかけられるような映画になるだろう。

何だろう? 何だ? と進んでいって、
最後に強力なストライクを残す痛快な映画を作りたい、
という気持がある。

基本的に好きなのは、
成長ドラマとヒューマンドラマ。
恐怖スリラーを装ったヒューマンドラマになるだろう。



様々な役割で20年も活動してきた。
その一方、
常に「学んでいる」という言葉をとりわけたくさん使う。
チャングンソクにとって「学ぶ」ということは?

俳優は、その一生を
学び続けるしかないからこそ、俳優だ、
という言葉を聞いたことがある。

異なるキャラクターになるために、
常に学びつづけるほかない、というのが
俳優がもつ最も大きな幸せだろう。

とはいえ、それは、
俳優に限らず、人間ならばみんな同じだろう。

その年齢、その年齢で、
経験できることすべてが材料となって、
今の僕をつくる。

僕は、
やっぱり完成型俳優ではない。

いつでもずっと、
なにかに挑戦して、ぶつかって、壊れて、
そんなふうにしながら学んでいる。

不足している部分を満たしながら学ぶ、
というのが、
僕の人生にとっての"祝福"だと思う。

だから、
俳優ということに幸福を感じる。




来年、富川映画祭で
再び監督チャン・グンソクに会えるとしたら?

非常に光栄なことだと思う。


観客に最後の挨拶を。

映画を撮ったのは
個人的趣味活動でもあった。

僕は、映画学生として
不足した部分の多い監督でもある。

それなのに、
この席で、バツの悪さを感じなかったのは、
熱烈な支持、関心、応援を送ってくださったおかげだと思う。

雨が降るんじゃないかと心配したけど、
天気がいい。

監督としての最初の場所に
あたたかく、たくさんの方々を一緒にいてくださって、
ほんとうに幸せだ。




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by aloetree | 2016-07-26 20:08 | 워리를 찾아라!!!
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[現場is]
"配慮王"俳優→監督の夢の木
チャン・グンソクの新挑戦合格点


 ※夢の木=有望株・金の卵の意

元記事
2016.07.26



トップ俳優チャングンソクの
監督として始めての挨拶は"合格点"だった。

チャン・グンソクは26日、京畿道富川CGVで開かれた
第20回富川国際ファンタスティック映画祭(BIFAN)短編傑作選、
上映作"偉大な遺産"の観客との対話で
俳優ではなく、監督として登壇し注目を集めた。

"偉大な遺産"はチャン・グンソクが
現在の在学中である漢陽大学大学院の友人たちと
昨年下半期に製作した作品。

通帳だけを残し意識を失った父親と
通帳に執着する無関心な息子のストーリーだ。

監督として作った短編映画はすでに3作品。

スター、俳優、そこにさらに監督、
という肩書きまでを持つことになった
チャングンソクへ向かう関心は相当なものだ。

ともに上映された作品の監督や俳優たちは
最後までチャン・グンソクへの感謝を表現し和気藹々と演出、

チャングンソクに会うために集まった
国内外のファンたちも「チャン監督、素敵です」と歓呼した。

長い時間を俳優として生きてきただけに、
現場での困難は一層大きなものだったはずだが、
出演俳優たちは、監督チャングンソクについて、
"配慮王"と評し、親指をたててみせた。

チャングンソクもまた、
単に上っ面をなぞるだけの"監督"を経験したのではなく、
監督として本気で真剣な姿勢をもって演出にのぞみ、
真心、そしてチャングンソクの新たな能力や魅力を伺わせてくれた。

チャン・グンソクは

「プリプロダクションの段階から緻密にやっていこうと考えていた。
 俳優として撮影をしてみて、俳優のコンディションによって、
 よいシーンづくりに影響を与える、という強い確信があった。
 だから、俳優の方々へ配慮するよう努力し、
 スケジュールの部分でも念入りに作業した。」
と話した。

引き続き、

「俳優を選ぶに際しては、
 たくさんオーディションを見て決定した。

 撮影現場では、監督と俳優の間に信頼関係があれば、
 プレッシャーなく力量を発揮できる現場をつくれれば、
 俳優たちからよい演技をひきだすことができる、という考えもあった。
 
 無条件の信頼、というものを信頼していた」


と、その真心を表現した。

これに対し、
間近で、直接、監督チャン・グンソクを経験した
俳優ノ・ヒョンウクは、

「だれよりも、
 "俳優を愛してくれる監督"じゃないかと思う。
 大学で見るだけで、
 現場で直接演出するのは初めて見る、ということだったから、
 正直"大丈夫だろうか"と思ったりしていたが、そんな心配は無用だった。
 チャングンソク監督が、あまりに上手くやってくださったから、
 リラックスして演技できた」
と明らかにした。

また、

「俳優として生きてきた監督だからだろうか、
 演出スタイルが違うのかな。
 実によく俳優を理解してくれて、
 僕もまた監督のことを理解しやすかった。
 配慮王だ。

 休憩時間も気楽に休めるようにしてくれ、
 集中も上手にさせてくれた。
 
 僕自身、自分を信頼しきれなかったのに、
 そんな僕をすごく信じてくれた。

 監督を信じようと思った」
と説明した。

チャングンソク監督は、
俳優のキャスティングにも心血を注いだ。

オーディションを通じて直接会った俳優は、
なんと30人を超える、という。

チャン・グンソクは

「僕が直接出演することもできたが、
 教授から、自制するように言われた。
 
 大学院に通うなかで、3作品ほど、
 俳優として出演したりしてきたが、

 教授から、
 "そろそろ俳優としての視点ではなく、
 演出の視点に集中してみよう"という話をしていただいた。
 
 それで、今回は出演しなかった」
と説明した。

30人以上の俳優の中から
ノ・ヒョンウクを選択したことについては

「25年前から放送局に通いながら
 知り合ってつきあってきた俳優だ。
 
 そして、漢陽大学の同級生でもある。

 漢陽人として
 一緒に仕事してみたい、という心が大きかった」
と伝えた。

なによりも、
ノ・ヒョンウクに対する信頼が大きかった、
というチャン・グンソクは

「ノ俳優の演技は充分に観てきた。
 彼の演技からは、その年輪と気品が感じられた。
 キャラクターと重なる部分が多いと思った。

 僕が演じていたら、似合わなかったかもしれない。
 
 ノ俳優は
 悲しみを含んだまなざしを見事に見せてくれた。
 その眼差しをカメラにおさめたかった」


と、大切な胸のうちを表した。

これと共にチャン・グンソクは、
現在の映画界を深く貫く質問に対しても、
誠心誠意を尽くして自身の考えを伝えて注目された。

チャン・グンソクは

「(興行)1千万映画や国内映画産業が大きくなることは、
 映画を学ぶ未来の卵たちにとっては、
 チャンスが増える環境なのではないだろうか、
 と思うので、希望的に考えている。」
と暗示した。

「俳優生活を送っているが、
 大学で演劇ではなく映画を専攻した理由は、

 演劇も副専攻として勉強したが、
 
 僕が生きてきた僕の話を
 どんなシーンを通じて含蓄的に込められたら、
 興味深い試みになるんじゃないだろうか、
 という気持からだった」
と話した。

チャン・グンソクは
「俳優としてキャラクターを演技することも
 大きな僕の仕事(業)ではあるが、
 
 新たな領域で、
 僕の話を投影できる、ということにも興味を感じた。

 そんなふうにして漠然とスタートしたが、
 もう3編、仲間たちと撮影してきた。
 まだリリースしてない中編映画もひとつある。
 ニュージーランドでロケ撮影した作品だ」
と耳打ちした。

最後にチャン・グンソクは

「経験を重ねるうちに、
 誰かに見られるプレッシャーよりも、
 自分自身への満足がより大きい、と感じた。

 何十年後に見直したら、
 恥ずかしくて分別がない話になるかもしれないが、

 それこそ、いちばん写実的だ、と言えるんじゃないだろうか。

 ありのままの僕の姿を
 たくさんの人に見てもらえる機会だと思った。
 後悔はしない」
と付け加えた。




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*****

‘監督’チャン・グンソク
“招待されて光栄…より良い作品を届ける”


元記事

俳優チャン・グンソクが
映画監督として初めて公式の場に出席した。

26日午後、チャン・グンソクは
富川(プチョン)市で開催された
“第20回富川国際ファンタスティック映画祭”
の観客とのトークに出席、
俳優ではない監督として観客の前に姿を現した。

チャン・グンソクは同日、
演出作である短編映画『偉大な遺産(The Great Legacy)』
が含まれる『ファンタスティック短編傑作選11』
の上映後に行われた観客とのトークに出席した。

チャン・グンソクの映画が含まれた
『ファンタスティック短編傑作選11』は14日、
“第20回富川国際ファンタスティック映画祭”
のチケット発売開始直後に全て完売するほど大きな関心を集めた。

白いTシャツにグレーのズボン、
白いスニーカーとリラックスした服装で
“監督”チャン・グンソクが入場した瞬間、
客席のあちらこちらで拍手と歓声があがった。

チャン・グンソクを見るために
日本から飛んできた海外ファンまで参加、熱気を高めた。

チャン・グンソクは
「大学に続いて大学院でも映画を勉強している。
 撮るたびに難しい媒体で、
 写実的に近寄っていくしかないジャンルだと思う」
と話した。

チャン・グンソクは続けて
「一編一編の演出をするたびに新しい。
 なぜこんなに発展が遅いのか疑うようになる。
 さらにもっと、勉強を怠ることができない学生でもある」
と告白した。

チャン・グンソクは
「20年の歴史を持つ富川国際映画祭に招待され光栄だ。
 映画を学んでいき、さらに良い作品を届けられるように努力する」

と付け加えた。

『偉大な遺産』は
漢陽(ハニャン)大学演劇映画学科を卒業し、
大学院でも映画演出を専攻しているチャン・グンソクが
2012年に公開した『それでもこんな人生良いと思う?』
に続いて演出した2作目の短編映画だ。

借金の催促が続くなか、
意識を失った父親が残した通帳の暗証番号を
知る方法が見つからなくて挫折する
息子ジュンソクのストーリーを描いた。

上演時間9分ほどの短編で、
俳優ノ・ヒョンウクが主演を務めた。

今回、
“富川国際ファンタスティック映画祭”で
ワールドプレミアとして公開された。



*****

監督チャン・グンソクとして初めての公式席上
「BiFanに招待されて光栄」


元記事


俳優チャン・グンソクが映画監督として、
初の公式席上に出席した。

チャン・グンソクは
第20回富川国際ファンタスティック映画祭
(BiFan)の開幕6日目の26日午後、
ソウル富川市庁のオウリム劇場で行われた
「ファンタスティック短編傑作選11」
の観客との対話に参加し、このように明らかにした。

チャン・グンソクが直接演出した短編『偉大なる遺産』が
「ファンタスティック短編傑作選11」に含まれたことから、
観客に披露された後
「監督」チャン・グンソクとして初めて公式席上に登場したわけだ。


チャン・グンソクは、
「大学に続き、大学院でも映画を勉強している」

「撮るたびに難しい媒体であり、
 事実的に接近しなくてはいけないジャンルだという気がする」

「一本一本演出するたびに新しい。
 なぜこのように発展が遅いのか、疑うようになる」

「さらに勉強の綱から手を放すことのできない学生でもある。
 20年の歴史を持つ富川国際ファンタスティック映画祭に招待されて、
 光栄だ。
 映画を学びながら、より良い作品を披露することができるように努力する」


と話した。

『偉大なる遺産』は、漢陽大学演劇映画科を卒業し、
同大学院でも映画の演出を専攻しているチャン・グンソクが、
2012年に発表した短編『それでも こんな人生良いと思う?』
に続いて2番目に演出した短編だ。

借金の督促が続く中で
意識を失った父親が残してくれた通帳の暗証番号が分からずに
挫折する息子ジュンソクの話を描いた。

ランニングタイム09分の短編で、俳優ノ・ヒョンウクが主役を演じた。
今回の富川国際ファンタスティック映画祭でワールドプレミアとして披露した。


チャン・グンソクは、『偉大なる遺産』について、

「タイトルのような、壮大な内容の話ではない」

「現代を生きていく私たちの年代の若者が両親への愛、
 繋がりのようなものを手放すしかない理由を考えていたら、
 この話を描いてみることにした」

「愛していながらも安住し、
 また遠ざかるしかない親しい家族との関係、
 一歩遅れて後悔している若者の姿、
 疎通の不在などを、
 たとえ短い映像だとしても描いてみたかった」


と明らかにした。

『偉大なる遺産』の主人公ノ・ヒョンウクは
チャン・グンソクと意気投合し、
2年ぶりに成人として演技を繰り広げた、
と格別な感慨を打ち明けた。

客席に座っていたときに、
現場から

「ノ・ヒョンウク俳優がこの場に来てくださったが、
 舞台に上がってきてほしい」

というチャン・グンソクの言葉に

舞台に上がってきたノ・ヒョンウクは
そばに立っている監督チャン・グンソクについて

「俳優を最も信頼する監督だと思う」

「普段の生活の通りにとてもクールだったし、
 情熱も非常に秀でていた」


と評した。

彼は

「俳優だが現場で演出するのを初めて見るので、
 期待半分心配半分だったが無駄な考えだった。
 演出を上手にしてくれて、
 楽に演技することができる環境を作ってくれた」

「俳優の立場で生きてきた方が演出をしているため、
 俳優の立場をよく理解してくれて、演技するのが楽だった。
 配慮の王だった。
 リラックスして休んで集中できるようにしてくださった」


と説明した。

チャン・グンソクはこの日
「1000万観客を集める興行映画が出ることと関連し、
 監督としての考えを聞かせて欲しい」という観客の質問を受けて、

「映画市場が大きくなることは、
 映画を学ぶ僕のような未来の卵には
 良い環境が来るという希望のように考える」と答えた。

「あるわけのないことだが、
 僕が1000万映画監督となったらとても光栄なこと」

「けれど今は僕の話を大切に描き出し、
 その過程から難関を克服していくことに快感を感じる。
 大学院にて多様な映画を撮影していきながら、
 俳優だけでなく監督としてもスペクトルを広げて生きたい」


と話した。

またチャン・グンソクは

「大学にて演劇ではない映画を専攻したことは、
 映画を作り僕の話を暗黙的に場面に込めることができることが
 面白い試みになると考えたため」

「俳優となり、
 キャラクターとして演技することも僕の大きな仕事だが、
 反対に新しい領域で僕の話を投影することを
 いつ出来るかと思い開始した」

「すでに3~4本を撮影した。
 また、まだ公開されていない、
 ニュージーランドでロケーション撮影した
 中篇作品がもうひとつある」


と明かして視線を集めた。

チャン・グンソクは

「経験を積み重ねてみると、
 誰かに見せるプレッシャーよりも、
 自分自らに対する満足感があった」

「僕がする僕の物語が数十年過ぎて見れば、
 恥ずかしく未熟に感じるかもしれないが、
 事実をリアルに、
 ありのままの僕の姿をそのままお見せできると考える」

「映画を勉強する学生として恥ずかしいが、
 映画をお見せすることができ光栄」

「作品そのものに対して
 関心を持ってくださっている方が多く嬉しく思う。
 機会があれば僕だけの大切な物語を
 たくさんカメラに収めて見たい。

 ありがとうございます」


と初の観客との対話を終えた。




*****

監督デビュー・チャングンソク
9分の映像にこめたグンちゃんの真心


元記事


抜粋。

三十人近い俳優をオーディションした結果、
チャン・グンソクの選択は俳優ノ・ヒョンウクだった。
1998年ドラマ'六兄弟姉妹'でデビューしたノヒョンウクの
最近作品がSBS '星から来たあなた'だ。

ノ・ヒョンウクは
「うまくできなかったらどうしよう、
 と大変心配したが、
  
 リーディング会場で、
 チャングンソク監督が僕を信頼し配慮してくれて、
 大きな力になった。

 今までは子役の延長線上で演技してきたが、
 この映画は成人としてのアイデンティティをもつ
 はじめての作品だ」
と意味を付与した。






*****






 ☞ 動画②


*****

【PHOTO】チャン・グンソク、
映画「偉大なる遺産」のイベントに出席“オーラ溢れる姿”




*****


Non Stop ZIKZINやー

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ぺこり

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DreamTree=Pretty Boss in PINK✨

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ノ俳優様よい笑顔だ〜

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きらきらみんなすくすく伸びてー
by aloetree | 2016-07-26 18:10 | 워리를 찾아라!!! | Comments(0)
キムジョンギュ調査官の小説'偉大な遺産'
俳優チャン・グンソク演出により映画化


元記事
2016-07-25 17:18 0 13


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国会立法調査官が書いた小説を基に
俳優チャン・グンソクが演出した短編映画"偉大な遺産"が
第20回富川国際ファンタスティック映画祭の
ファンタスティック短編傑作選に選ばれ上映される。

この映画の原作は、去る2013年度、
キム・ユジョン新人文学賞を受賞した"偉大な遺産"。

国会予算決算特別委員会
キム・ジョンギュ立法調査官の小説デビュー作品だ。

キム調査官は昨年、
小説"가토의 검"を発表するなど、
着実に作品活動をしている。

俳優チャン・グンソクが
キム・ジョンギュ立法調査官の短編小説を受けてみたのには、
최선중(チェソンジュン)ロードピクチャース代表が大きな役割を果たした。

チェ代表は
"비열한 거리" "각설탕" "연애의 목적"等を演出した
忠武路の代表的な映画監督で、

知人キム・ボム作家の紹介で、
キム・ジョンギュ調査官に出会い、"偉大な遺産"に始めて接した。

内容がよかったので、
漢陽大学大学院在学中のチャン・グンソクさんに

「これを土台に卒業作品を演出してはどうか」

と提案したところ、
チャンさんもまた、この小説を読み、快諾。

大学側では、
優れた作品を集めて映画祭に一括応募し、
その中からチャンさんの作品が選出されたという運びだ。

"偉大な遺産"は、
通帳だけ残して意識を失ったまま病院に入院した父親と、
父の快癒よりも通帳に執着する息子の姿を描いた作品。

息子は漫画家になるために
日本で勉強することを望んでいるが、
父親は暗証番号を教えないままに、
癌のため意識を失ってしまう。

映画では、原案とは異なり、
借金に苦しみ、
通帳にあるお金に逼迫する息子の姿で脚色された。

根本的には、この作品には父親の愛が含まれており、
これはチェソンジュン代表が最も印象的と選ぶ部分だ。

小説には
キム・ジョンギュ調査官の経験がたくさん投影されている。

キム調査官の父親も、膵臓癌で
6ヶ月ほど病院に入院したのち亡くなったという。

当時キム調査官は、
退勤後、夜遅くまで父親の病床を見舞うなかで、
自然と病院の風景が目に入ったという。

そこでスケッチしておいた病院の姿は、
そっくりそのまま作品に反映された。

作品の最も核心となる部分、
通帳パスワードも、彼の経験と触れ合っている。

キム調査官は
「父親が亡くなり、通帳の整理をしたが、
 銀行からは死亡証明書と兄弟の印鑑などを要求された」
「非常に煩雑だったが、もしパスワードがわかっていれば、
 こんなに大変ではなかっただろう、という気がした」
とモチーフを説明した。

作品の中で息子が
意識を失った父親からパスワードを聞き出せず、
戦々恐々とする様子はここから誕生したわけだ。

作中、父親の仕事場となる古物商もまた、
キム調査官が大学生の頃、
古物商でアルバイトした経験が背景になっている。

キム・ジョンギュ調査官は
「誰にでも、家に心配事がひとつはあるが、
 そのほとんどはお金の問題につながっている。
 兄弟のお金の問題は現実的だが、表面に表すのは大変だ。
 そんな部分を重くならず、ユーモアをもって表現しようと思った」
と、その作品意図を明らかにした。

文章で綴られてた小説が映画化されたことで、
惜しい部分もある。

映画は、10分という分量に圧縮して表現されているため、
原作小説の中の仕掛けが
うまく具現化しきれなかった面もなくはないのだ。

キム調査官は、
「父親の名前"コン・ヨンパル"は、
 通帳のパスワードに関する一種の伏線だ。
 伏線というからには、ちょっと隠されるべきだが、
 映画ではとても露骨に表現されている」
と、残念な気持を表した。

また、10分の映画で
人物たちがやりとりする対話は含蓄的であるべきところ、
表面的な対話の応酬になった点も惜しい。

引き続き、
キム調査官は、

「残念な部分もあるが、
 作品が映画化されたのだからうれしい。
 今後、短編6~7作品を集めて
 短編集を一つ展開するつもりだ」と付け加えた。


来る26日、
俳優チャン・グンソクと
チェソンジュン ロードピクチャーズ代表は、
富川国際ファンタスティック映画祭に参加し、
ファンたちとの出会いを持つ。

キム・ジョンギュ立法調査官も
参加のオファーを受けたものの、
時間の都合上参加しないこととなった。

映画のエンドクレジットには、
原案者として、
キムイス(キムジョンギュ立法調査官ペンネーム)が記載される予定。

キム・イスはキム調査官の息子の名前だ。





최선중(チェソンジュン)ロードピクチャース代表 ☞




*****

Movie Report
"俳優⇔監督"…メガホンを握った忠武路(チュンムロ)能力者スターたち




*****

「第20回富川国際ファンタスティック映画祭」開催前記事


映画と監督とチャングンソク。
by aloetree | 2016-07-25 18:41 | 워리를 찾아라!!!
ケネスブラナー!!!!!

わたしと同年代の方々は、
ご存知、かつ、
懐かしさを覚える存在ではないでしょうか。


ケネスブラナー!!!!

数年ぶりに
浮上しました。
わたしの意識の中に。


(ケネスブラナー様自体は、
 ハリポタにもおられるし、
 常に安定のご活躍ですが)



きっかけは、
映画監督チャングンソク、
の記事たちwww





似ている・・・
このお二方・・


正確には、
"現在のチャングンソク"と、
"当時のケネスブラナー"(20代後半から30代半ばにかけて)



 ※当時=
  20代だった私がケネスブラナーをストーキングしていた時代。
  しょっちゅう誰かしらをストーキングしてきた女だな私はww





二人の印象をダブらせたくなる。
この、どうにも止まらないきもち。




当時の
ケネスブラナー様といえば・・・



彼への評価は賛否両論。
好き嫌いがまっぷたつに分かれる存在感。


 20代にして、
 俳優兼映画監督、

 しかも、

 監督する作品は、
 英国が誇る"シェークスピアの戯曲"の映画化ばかり。

 そんな若き血潮の
 異才&生意気小僧に対して、

 国外からの評価は、
 好意的だったものの、

 彼の故国・イギリスでは、

 早熟な天才!!! (微妙だけど褒め言葉)
 若気の至り!!! (バッサリけなし言葉)
 ローレンスオリビエの再来!!! (絶賛)

 と、
 てんでバラバラな評価が降り注いでいた。





ケネスブラナー様は、
無類のおしゃべりぺらぺらぺ〜ら男だったw


 この男も、
 ようくっちゃべる人間だったw
 早口→言葉数多し→才気煥発→エネルギー爆発。

 笑うの大好き。
 頭より先に口が動くんかい!?な男だった。
 
 実際に、頭の回転が非常に早かったんだろうけど、
 実際に、おしゃべりが大好きな人でもあったと思う。





自分の映画の
監督、脚本、主演、編集。
全部やっちゃうもん。
ついでに
音楽も僕の友達に任せちゃうもん。
映画づくりの仲間だって俳優だって、
お友達総動員しちゃうも〜ん!な人だった。


 ・・・とても楽しそうだった。

 大変ではあったろうけど、
 やりたい仕事を仲間とつくって、
 自分が感じる解釈を映画にして、

 最初は、
 さほど有名でなかった仲間たちに
 スポットライトを当てることに成功して。

 まぶしく生き生きしていた。





世間の評価なんて気にしない、
と言いつつ、、、
しょんぼりしたり、
理屈並べて抵抗したり、
拗ねたりしてしまう、

そんな愛すべき味わいの人だった。

とても明るい、
と同時に、気難しい人だった。





 
当時のことを想いだすと、
それはそれで、胸がじんわりしてきます。

わたしの目に映った
ケネスブラナー様の印象ですが。

なんだか、
似てませんか?
似てないかしら?



 ケネスブラナー様の自著、
 「私のはじまり」
 いわゆる自伝ですが、書いた当時の彼は28歳。
 28歳で自伝なんてふざけるなー、など批判も浴びてましたw
 わざわざ読まれることはないでしょうけれど、
 ウナギ様ならば、むむむっこの二人・・・
 と、感じていただける気がします・・・





映画づくりの夢を追い求めつづける・・・
時代ごとに現れるアンファンテリブルたち。

どこか重なる二人の印象に、
しみじみしつつ、

監督チャングンソクのことを
振り返ってみたくなりました。



















ひとつめ。
2009年の記事から。




ク・ヘソン、チャン・グンソク、チョン・ギョンホ
"夢は映画監督"

 

2009.04.21
元記事


注目される、
20代スターたちの"メガホンへの情熱"

"わたしたちの未来は映画監督!"


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ク・ヘソンとチャン・グンソク、チョン・ギョンホ.
確固たる自分自身の価値観とたしかな演技力によって、
最近熱い注目を集めている20代スターたち。

演技者としての個性やスタイル、趣向が
ひと味ちがっている彼らには、ある共通点がある。

ずばり、演技だけでなく映画演出に対しても
格別な情熱と努力を注いでいる、という点だ。

監督を夢見る彼らの
意欲的で具体的な動きは、

クリント・イーストウッドや
ジョージ・クルーニーなど、
海外の映画界では珍しくない「俳優兼監督」に
韓国の映画界でもまもなく会えるのではないか、

という期待を持たせてくれる。

とりわけ格別なのは、
大衆からの高い人気を享受していながら、
その場所に安住せずに、
新たな挑戦に立ち向かう姿だ。

ク・ヘソンとチャン・グンソクの場合は、
まず、短編映画の演出から
監督業をスタートして着手したケースだ。

一方、チョン・ギョンホは、
劇場用長編映画を演出した監督と共に
シナリオを共同作業して演出者の夢を育てている。

彼らのうち、
もっとも早い歩みを見せているスターは、
ク・ヘソンだ。

彼女は自身が演出した短編映画
「유쾌한 도우미/愉快なお手伝い」を
釜山アジア短編映画祭に出品するなど、
映画演出家として活発に活動している。

「유쾌한 도우미」は、
6月に開かれる代表的な短編映画祭ミジャンセン短編映画祭にも
出品したことがわかった。

普段のインタビューでも、
近い将来“監督になるのが目標”、
と明らかにしたク・ヘソンは
今後も演技活動と短編映画演出を併行して
監督の夢を育てていくという覚悟だ。

彼女に先立ち女優出身監督として
旺盛な活動を広げる人物には、
映画「オーロラ姫」のメガホンを取ったパン・ウンジンがいる。

映画学生でもあるチャン・グンソクも、
最近ソウルの家の近所に作業室を借りて、
短編映画演出のための本格的な準備に入った。

漢陽大演劇映画科に在学中の彼は、
ここで学友たちと一緒に、
年末の完成を目標にして、
短編映画の企画に入った状態だ。

これについて、
チャン・グンソクの側近は、

「狭苦しい場所ではあるが、
 今まで、これといった作業の場所がなくて、
 悩んででいたチャングンソクと学友たちにとって、
 新しく用意された作業部屋が大きな活力を与えている」

と説明。


反面チョン・ギョンホは、
過去に自身が出演した映画の演出者と協力して、
監督の夢をかなえるために努力している。

彼はカン・ヘジョン、
ペ・ジョンオクと共に出演した映画
「ハープ」ホインム監督を、
師匠兼パートナーとして、
シナリオ作業をしている最中だ。

チョン・ギョンホは
「三人の男が主人公として登場する物語。
 以前書いて保管していた習作のうちの一つだが、
 現在、ホ監督の指導と協同作業に力づけられて、
 完全な脚本として一新するべく作業している」と話した。







ふたつめ。
2016年最近の記事から。



俳優であり監督であり。
俳優たちの、機転のきいた領域の拡張。


2016-05-12
元記事


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俳優たちが、
機転をきかせて領域を拡張していく。

すでに、
その第一歩はスタートした。

俳優は、作品ごとに変わる配役に、
まるで実際の自分自身であるかのように、
その役割にはまりこんでいく。

実際に、
俳優というものは、自分の中に、
格別の才能と性質をたずさえて生きている。

その中には、
ブラウン管とスクリーンで、
自分の才能を思う存分に発揮するが、
そこから進んで、
さらに広い領域に拡張していく俳優がいる。

彼らはクレバーに、
自分たちの領域から逸脱することなく、
これまでに磨き上げてきた能力を発揮して、

それを、
同じ分野だが、異なる領域、
「監督」という領域で拡張させる。

それが、
俳優兼監督、というタイトルだ。

(ごめんなさい。
 時間が足りないので、
 他の方の部分を省略して、
 グンソクさんの部分だけ翻訳します。
 ちなみに、他の方々は、
 ユジテさん、ハジョンウさん、
 ナムグンミンさん、クへソンさん、
 パクチュンフンさん。
 ホントにごめんなさい)




・・・

チャン・グンソクも、
2012年
「このように生きるのが良いと思う」で
監督、脚本を直接担当して以後、

去年、
学友たちと共に作った作品「偉大なる遺産」で、
再び、大衆にむけて、自身の作品をリリースする。

今回の映画は、
第20回富川国際ファンタスティック映画祭、
短編短編傑作選上映作品として招請されており、
格別な関心を集めている。


(省略)


俳優で監督。

自分自身の能力を、
クレバーに拡張していく俳優たちの
次なる行動がどんなものか、
その成り行きが注目される。









クへソンさんは、
かつてインタビューで、
「岩井俊二監督の映像技術や
 映画"ラブレター"からも影響を受けました」
と、お話してらっしゃったことを
うれしく感じた記憶があり、

検索してみた結果、
どんぴしゃではないけれど、
このような記事がありました

お話の内容のなかに、
すこしグンソクさんと似ている部分もあったり、
イジュニク監督の名前がでてきたり、
なんだか楽しいです。

 ☟☟☟


 監督ク・ヘソン、韓国の岩井俊二を夢みる

 韓国人気女優ク・ヘソン、映画監督として来日

 女優から監督へ <ゆうばり映画祭>を訪れたク・ヘソン

 ク・ヘソン <ゆうばり国際映画祭>で小栗旬監督と対面

 









ここからは、
我らがアンファンテリブル。
チャングンソクの映画の世界を振り返り。


 ☟


***


2009年。
ソウル市主催。
2009 Click your Dream
全国大学生動画コンテンツ公募展にて授賞。

 "The Objects of his affection" by TEAM H







グンソクさんの言葉。

商業的な目的よりは
僕の考えが入った、僕が直接作った、
僕が望む映像と音楽を入れた映画を撮りたい、
という欲求があります。

僕の映画が
人々の感性を動かす事ができるような
触媒の役割をするとしたら、
とても光栄です。



 関連の日記「ソウルUCC公募・受賞作 by TEAM H」






***


2012年
アジアショートショートフィルムフェスティバル特別賞授賞。

 映画 "이렇게 사는 게 좋을 것 같니?"





全体の流れのなかで観ると、
これもまた興味深い印象があるかと思います。
グンソクさん登場部分は1分33秒です。


グンソクさんの
応援コメントのみは コチラから。




"이렇게 사는 게 좋을 것 같니?"
"こんなふうに生きるのがよいと思う?"



製作期間1週間。
編集作業時間 約13時間。
脚本・監督・編集・主演の1人4役。


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グンソクさんの言葉。

短編映画では
自分の考えが、
もぉ、一番大事だと思うので、
たぶん・・・
お金より、
アイデアとか監督自身の信じること、
あぁ、自分の世界観が、
お金よりも必要だと思います。



 チャングンソク日本映画祭特別賞受賞の快挙
          「監督-主演すべて掴んだ」







・・・ところで、
この大学での"なんちゃって授業発表"。

ホワイトボードに
書かれた文字がまさに、

"이렇게 사는 게 좋을 것 같니?"
(こんなふうに生きるのが良いことだと思う?)

だと思うのですが、

その下の行の言葉、
どなたか解読できた方がいらしたら・・・
Call Me, please...w

グンソクさんの字体ってば、
あまりに ミミズ文字 達筆すぎて、
じっと見つめてたらなんだか腹がたってしまい、
解読を放棄してしまったのは私の愛情の薄さの証。


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***


すこし脱線しますが、
"映画祭"といえば思いだす。
2011年釜山映画祭のこと。



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このときは、
映画をつくる、
という夢のほかに、
もうひとつの夢(宿題)についての、
グンソクさんの言葉がありました。



今年初めての短編映画をとる。

映画学生として
シナリオをいくつか書いて、
13編を書いてきたが、
さらに年齢を経てしまう前に挑戦してみたい。

来年には
中編映画もとってみようと準備中で
今回、
中華圏でレコードを出すにあたって、
ミュージックビデオも直接撮影する。

上手に撮る、ということよりも
"挑戦する"ということのほうがうれしい。

韓国で子役として生きるためには、
無我夢中で走り続けなければならない。
自分も本当に我を忘れて駆けぬけたようだ。
ローガンレーマンも幼い時から出発したが、
韓国はハリウッドとは違い、
子役を配慮して、
学校に行くようにするシステムや制度がない。
翌朝まで撮影して学校に抜け出して、
再び撮影家がする場合が多かった

子役の撮影時間もシステム的な規定がない。
幼いながらも演技する友人たちに、
時間と自由を与えるために努力する。

僕もいつかは
子役俳優に先輩と呼ばれることになるからには、

僕の宿題は、
"幼い時から演技する子供たちのために
彼らが学校や友達から隔離されないように
時間を守って自由を与えること。



 関連の日記「釜山の出来事まとめ」






***


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2015年。
共同企画と演出にも参加した作品。

 映画「CAMP」







 関連の日記「短編映画「CAMP」オリコン週間DVD映画ランキング1位」






***


2016年。
7月21日開幕の、
第20回富川国際ファンタスティック映画祭、
ファンタスティック短編傑作選上映作に選出。

 映画「偉大なる遺産」


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グンソクさんの言葉。


僕たちはだれもが、
父親の愛を感じることのできないままに生きている。

だが、
この時代の父親たちは、
ただ愛を表現できずにいるだけにすぎない。

だから、
僕たちにとって、父親は、
あまりに遠くにいる存在のように感じられる。

そのせいで、もしかしたら、
僕たちは、
父親の名前を生涯一度も呼ぶことができずに、
生きているんじゃないだろうか。



 チャン・グンソク演出映画
 「偉大なる遺産」が「第20回富川国際映画祭」上映作に選定







***


父親と息子にまつわる物語。
という側面をもつ、

ふたつの映画。

 "CAMP"
 "偉大なる遺産"


せっかくなので、

"その父親の言葉"と
"その息子の言葉"を。



 ☟ 



チャンホヨンさんの言葉。
(チャングンソクの父さん)


家では平凡で、おとなしいですよ。
私たちの言うことをよく聞くし、
友達ともうまくやっているようです。
友達の中にいてもごく普通ですね。
私たちといる時は、
息子としてなんの不足もない子です。

でも、
そっちの世界(ドラマ・映画)に行くと、
なにか違うみたいですね。
家族や友達といる時のグンソクと、
仕事のときは明らかにちがいます








チョンホヨンさんの息子さんの言葉。
(=チャングンソクw)


うちの父は、
まさに、
映画の中のヒョクスと同じでした。
一人暮らしをしていた父だったんです。

僕が中学校2年生で、
母親と一緒にニュージーランドに留学して、
勉強していた期間、一人で暮らしてました。

映画をみながら、

「以前は、どうして、
 こういうことがわからなかったんだろう」

という気持ちになりました。
胸が痛かったです。

父親は、
いつもポジティブな人だったんだ、
ということもわかりました。

当時、
電話をしても無関心な様子だったから、
そんなものだと思ってたんです。

でも、劇中、
キムサンホ先輩が演技したヒョクスをみて、

「そうじゃなかったんだな。
 苦労をかけたんだな」

と思うようになりました。

父は
「事故を起こさず、
 お母さんと無事に暮らしなさい」
としか言わなかった。

一度、手紙を送ったんですが、
それを長い間、
肌身離さず持っててくれたんです




 関連の日記「楽しき人生」心を空にしてのぞんだ演技
 



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(撮影者様画像内記載 Twitterより ありがとうございます)











*****


最後。

わたしのなかに、
ケネスブラナー、の名前を
強烈に刻印した映画「Henry V」

ケネスブラナー、
29歳頃の作品です。


この映画の音楽監督、
Patrick Doyleさんは、

この映画以前から現在に至るまで、
ケネスブラナーの仲間であり、
すばらしい音楽作品を作り続けてらっしゃる。

Patrick Doyle本人が
Non nobis domineを歌っている場面をぺたり。







 このスピーチの場面も伝説のひとつ。ぺたり。








久々フル稼働満喫や〜。
私のチャングンソク脳。

人間の脳の中は、

右脳と左脳、
とかじゃなくて、

直情爆発脳、
ぐるぐる脳、
夢見がちまだら惚け脳、
無脳、

に分類できるはず、
と信じてます。

んで、
わたしの場合は、
そこにもひとつ、

チャングンソク脳
(=別名ミーハー脳)

というものが
存在してると信じてます。










グンソクさんが
これから未来にわたって、
どんなふうに
映画づくりに関わっていくのか、
なにも想像できません。
ふんわり楽しみに待つばかりです。


ひとつだけ、
思うことがあります。
願うことというのか。

いろいろなことが
同時に展開している
今の、この世界。


この世界や
この世間や
今の空気に

どんぴしゃはまって
受け入れられていくことよりも、



いろいろな葛藤が
起きるかもしれないけど、

ちょっと・・・
なんだか・・・
この世界から
浮いちゃってるんじゃないの!?



・・・って、

そういうくらいが、
きっと、

未来の時から
振り返ってみたら、
ちょうどいいくらい。。。

なんじゃないだろうか。



グンソクさん。

その、

じゃっかん
「浮いた存在感」

それを
たいせつにしてくださいませよ。






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by aloetree | 2016-06-02 00:23 | 워리를 찾아라!!!
ジョンスンヒェさんを語る
グンソクさんの言葉、、、の前に。



間に合ったから
先にコレーーっ!



わたし、
煙草、についての会話を、
ずっと探し求めてましたー。

ひっひっひっひー。
うっしっしっしー。


あ、
わたしは禁煙8ヶ月め
?? www




これはワンダフル。
タバコを吸うふたりの姿が
虚空に浮かんできそうです



ジニョンさんもいいのーかっこいいのー
うちのグンソクチャンには負けるけどwww


と・に・か・く!!!!!!!!
よみごたえひゃほーーっいっ!!!!!!!



BEST OF BEST
最強萌萌インタビュー決定版
✨✨







ハングルを
ぜんぶ手書きで文字起こしして、
必死で作業しました!年内に間に合った!
でかしたあろええへらでぃやーww

資料提供協力してくださった
韓ウナウナ様ありがとございます












以下。
拙訳。













「イテウォン殺人事件/2009年」当時、
チョンジニョン & チャングンソク対談形式インタビュー。
                  (雑誌SCREEN掲載)






黒:記者さん
オレンジ:チョンジニョン
青:チャングンソク



*****


チョン・ジニョン&チャン・グンソクは
一見しただけだと、
明らかに、なにひとつ共通点がないように見える。

 겉으로 一見しただけだと・表面では・見かけでは


だが、彼らは、
現在の忠武路(チュンムロ)
最も幻想的な呼吸(すばらしい相性)を誇るカップルなのだ。

 환상 幻想的・素晴らしい
 호흡 呼吸・息がぴったり・一体感・相性


たしかに、
似ている部分がなくとも、

お互いに 

あんな先輩だったら、、、
あんな後輩だったら、、、

と、
通じているといわざるをえない。

お互いを配慮する温かい様子を目にすると、
自然とそんな気持ちになってくる。


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「楽しき人生」で、
年齢差を越えて濃厚な友情をわかちあった、
チョン・ジニョンとチャン・グンソクが、
今度は殺人容疑者として再会する。

「イテウォン殺人事件」は
1997年イテウォンのハンバーガー店で起きた、
殺人事件をもとにした映画。

チョン・ジニョンは
事件を担当したパク検事を、

チャン・グンソクは
有力な容疑者のうちの1人であるピアソン役を演技する。

忠武路(チュンムロ)のニューパートナーとして
浮上したチョンジニョンとチャングンソクに会ってきた。


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2007年「楽しき人生」以後の再会だ。
お互いに出演するということを事前に知っていたか?


先輩が先にキャスティングされていることを僕は知っていた。
(それが) 出演を決めることになった大きな理由でもある。

「楽しき人生」は、今でも、
僕の映画のフィルモグラフィーとして
まっさきに思い出す映画だ。

撮影現場がいつも楽しかったし
先輩方から多くのことを学んだ。
だから、今回も
共演したら楽しい作業になるだろうと思った。



ホン・キソク監督に
チャン・グンソクを推薦したと聞いたが。


マスコミ(言論)では、
そんなふうに言っていたが、
実際とはちょっとちがっている。

ホン・キソク監督様が
ピアソン役にチャン・グンソクはどうか、と尋ねられた。

それで
「いいに決まってますよ。
 だけど、グンソクがやるだろうか?」と話した。(笑)

「イテウォン殺人事件」は、
潤沢な予算を持つ商業映画ではない。
だから、グンソクが出演提案を承諾するなんて、
考えることができなかった。

それというのも、
表現が適切じゃないかもしれないが、

(グンソクは)
最近の"主流"で、
活動がもっとも活発な若い俳優でしょう。
すんなり応じるとは予想できなかった。

負担に感じさせるかもしれない、と思ったから、
グンソクに特別に話を伝えることもしなかった。

いくら親しい先輩後輩関係だからといって、
出演問題に干渉することなんてできないじゃないか。

グンソクが受諾した、
という消息を聞いて、その時はじめて連絡をした。



どんな話を交わしたのか?


その過程がちょっと笑えるんだが。

グンソク宛てにメールで
「ありがとう」と送ったが、返事がないじゃないか。

あとから聞けば、
その期間に携帯電話の番号が変わってたんだよ。



それで、あとになって先輩がメールをくれたのを知り、
一歩遅れてメールを送った。
ところが、その時はその時で、先輩の番号が変更されていた。



本当に。。。
お互いに、空にむけて話をしたようなもんだね。(笑)




映画を選択するとき、
実際の犯罪事件を土台にしたという点が
プレッシャーになることはなかったか。
しかも、未解決で終わった事件じゃないか。


実際の話、
「イテウォン殺人事件」だけに限らず、
実話をもとにした映画には不利な点が多い。

実際の事件が足かせとなって、
自由に映画化するのは大変なことだ。

いちばん大きな問題は、
つくる人間も現実を抜け出すことができないが、
観客も映画と事件をべつものとして考えることができない、
という点だ。

だが、実話を土台にしていようが、
原作があろうが、

それはあくまで
映画をつくる資料であるだけ、で、
映画はまた新しいものだ、と思う。

映画はドキュメンタリーではないんだもの。
虚構が入るしかない。

もちろん、
最初から現実を排除することはできない。
特に今回は、未解決時間だということで、
あれこれと敏感な部分が多かった。

実際に、
映画を製作する、という消息をききつけ、
映画会社に電話がきた、という話も聞いた。

だが、
「イテウォン殺人事件」は、
容疑者として指定された人々の
人権を侵害するためにつくったのではない。

映画的解釈で
現実の判決を増えたのでもなくて
ひっくりかえすことでもなくて。

映画は、
別の面をみるもの、ということにすぎない。

被害者はいるのに加害者がいない。

これは当時の社会の不条理だ。
とんでもないことが起きた、
ということについての映画だ。



キャスティングの提案がきたとき、
ちょっと意外だったんじゃないか。
ピアソンはメキシコと韓国の混血児じゃないか。
韓国語もまったくできないし。


外見的な問題のために深く悩むことはなかった。

簡単ではないだろうが、
混血児の感じはスタイルを決めればいいし、
英語は習えばいい、と思った。

それよりも、
僕がピアソンというキャラクターに
どれくらいちかづいて受け入れることができるのか、
ということについて悩んだ。

ところが、
時間が経てば経つほどに、
頭のなかで、
キャラクターがずっとぐるぐるしっぱなしだった。

ピアソンが取り調べを受けるときは、
このような感情じゃないだろうか。
このような行動をするんじゃないだろうか。

そんなふうにしながら、
自分でも知らないうちに、
ずっと、ピアソンの感情を推理していた。

二面性、という部分が
魅力的なキャラクターだった。

容貌的な部分やら、
英語での演技がプレッシャーだといって(この役を)逃したら、
あとで後悔しただろうと思う。



事前準備がたくさん必要だったのでは?


撮影前から、
個人レッスンを通じて、
英語の発音とアクセントを習ってきた。

そのおかげか、時間が経てば経つほど、
英語に対するプレッシャーが徐々に減っていった。

ビジュアルも
混血児の感じを生かすために
できることは全部トライしてみた。

カラー(コンタクト)レンズをいれたり、
眉毛を染めたりもした。

監督があれこれご覧になって、
適切な妥協点を探してくださった。

髪の毛を編み込むと、
みんなから、外国人みたいだっていわれた。

だから、
容貌面についても、それ以上気をつかわなかった。



もとから、
グンソクがエキゾチックにうまれついてるから、
特別な扮装が必要じゃなかったりもした。


(タバコをつかんで、チャングンソクに)

タバコ、吸いたければ吸えよ。

(記者にむかって・・・)

(グンソクに) 気楽にしろ、といっても、
私の前でタバコを吸うのに、すごく気兼ねするんだ。
酒の席でも隠れて吸ってるし。



礼儀正しい後輩だ。(笑)


そうはいっても、
タバコは気楽に吸わなくちゃ。



お母さんが、
大人たちの前にむやみにタバコを吸うな、
と言うもんだから。(一同爆笑)




こんなふうにお互いを配慮する先後輩関係だけに、
演技するときの呼吸(相性)は心配なかったんでしょうね。


ハハ。
「イテウォン殺人事件」は
俳優同士の演技の呼吸が重要な映画ではない。

映画を見れば分かるだろうが、
互いに、だましだまされる人物たちだ。

相手に自分の本心を気取られてはいけない。

だから、今回の映画では、
コミュニケーションが希薄でも、
各自が自分のキャラクターにだけ没頭しなければならなかった。

キャラクターとストーリーとの呼吸が重要な映画だからだ。




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実際の担当検事には会ってみたか?


会わなかった。
当時、検察庁に勤めていて、
担当検事についてよく知っている友人に、
その方(担当検事)についての話を聴いたが、
相当、独特な方だったんだよ。

自分の信念に合わないかぎり、
決して妥協することはない方だ、という話だった。

エピソードを聴いてみたら、

キャラクターが濃い方だから、
会ってはいけないという気がした。

「イテウォン殺人事件」は
事件がメインとなる映画であるべきなのに、
その方について演技をしたら、
キャラクター映画になってしまうような気がして。




ピアソンのモデルとなった実際の人物に
会うことなんて夢にも考えられなかっただろう。
シナリオに忠実にやるしかなかったんだろうから。


当然、実際の人物に会うということは、
考てみることすらしなかった。

だけどそれは、
"実際の人物と距離を置いたほうがいい"、
という先輩の考えとはちょっと違っていて。

僕は、
実際の人物のことを知りたくて、
当時の記事など、資料をたくさん探してみた。

僕も事件当時の雰囲気については、
幼かいながらも記憶していた。

だから、
どんな人物なんだろう、と気になった。

他の俳優たちと合わせながら、
つくっていった部分もたくさんある。

たとえば、
シン・スンファン兄が演技するアレックスは、
ピアソンとちがって、スラングも多いし、
行動ももっと荒っぽい。

だから、
スンファン兄は、実際の在米同胞に会って、
彼らが話す生きた英語をたくさん勉強していた。

だけど、
僕は、英語の先生から、
あえて、きちんとした話し方を習った。




シナリオを読んでみると、
2人とも、その本心が曖昧なキャラクターだ。
演技のトーンをつかむのは簡単ではなかっただろう。


シナリオには
検事のキャラクターが
それなりにはっきりと描かれていた。

編集過程で、
検事が正しい、
ということを浮上させるシーンが
ずいぶんとカットされて、

実際の映画になったら、
パク検事は、
より一層あいまいな人物として、
出ているようになった。

決定的な瞬間に、
揺れたり。

そんな部分が、
演技をする立場としても、
多少、混乱することもあった。

だが、
俳優の役割は、

感情を表現すること、であって、
論理ではない。

だから、そのまま、
シナリオが描写しているパク検事の心理を
受け入れよう、と努めた。



僕もやっぱり同じで、
ピアソンを感情的に受け入れよう、
と努力した。

実際の事件の記録を探した理由も
そのためだ。

当時、ニュースで事件をみたときは、
幼心に、
ただただ「悪い」という考えだけがあった。

だけど、
僕がピアソンを演技する以上、
善悪の有無からは離れて、
そのキャラクターのなかに入らなければならなかった。

そんななかで発見したことは、

18歳、という年齢で
殺人容疑者となった少年の「恐れ」だった。

思う存分に酒を呑んで、
家にどんなふうにして
帰ってきたのかも思いだせないというのに、

次の日になってみたら、
殺人事件の犯人だ、
と人た集まってきていたら、
とりあえずその状況から逃れよう、
というふうにもなるだろう。




一緒に撮影した最初の場面はどこか?


パク検事が
容疑者として指定されたピアソンを取り調べる場面だ。
映画の中で、ふたつのキャラクターが
はじめて出会う場面でもある。



他の撮影よりも
ずいぶんと緊張した1シーンだった。

パク検事と有力な容疑者が、
初めて体面する場面、ということは、
映画のスタートといってもまちがいじゃない。

撮影の前日には、かなり悩んだ。

グンソクとも
(電話で)かなり話したりもした。




とはいっても、
悩みを打ち明けるために電話されたんじゃない。

夜に電話をくださったので、
明日の演技についてのアドバイスを
していただくんだろう、
と思った。

ところが、
そういう話よりも、

現場の雰囲気や
監督の演出スタイルについての話をした。

今になって考えると、
先輩が配慮してくださったんだと思う。

もしその時、
演技についてアドバイスをしてくださったとしたら、
僕は混乱してしまったかもしれない。

僕が考えたピアソンと先輩の意見が違っていたら、
合意点を見いだそう、と
夜の間ずっと、悩んだだろうから。



私は<三番目の視線/ 2006>など、
ご一緒してきて、
ホン・キソン監督のスタイルを知っているから。

だから、
その部分について
言質(はっきりとした言葉)を伝えたってところだな。




普段から、
後輩への演技のアドバイスは
むやみにしないようにしているのか?


いくら経歴が長い先輩だからといって、
他人の演技に対しては、
むやみに話したりするのは好きじゃない。

それは、
俳優がキャラクターのために
一生懸命に注いだ努力と時間を無視することだ。

各キャラクターに対する最終レビューは
監督の役割であって、

同じ俳優である私が、
こうしろ、ああしろ、
という問題じゃない。

サッカーをするとき、
ひとりの選手が、別の選手にむかって、

「お前はあっちに走れ」

とか、そんな指示するなんて、
話になるか?

同じ同僚から
そんなふうにされて、
走りたいか?(笑)



「楽しき人生」の時も、
まだ青臭い新人だったのに、

指摘してくださったのは、
演技以外の部分についてだけだった。

「監督がなにもかもよくわかって
 つくってくださるんだから、
 キミはただ、じっと静かにしてろ。
 飛び跳ねようとするんじゃない」って



(一同爆笑)


そんなふうに言っておきながら、
いちばん跳びはねさせたんだよね。ハハ。



映画2作品で共演したといっても、
年齢や経歴の差があるのに、
どんなふうに親しくなったのか?


そんなの、、
作業を通してにきまってるじゃないか。

実際に、映画以外では、
グンソクとは共通点がない。

年齢差なんて、
なんと23歳だよ。(笑)

だけど、
仕事をするときは、

個人的な
「記号」を通してだけ
付き合うのではない。

だから、
重要なのは、

年齢や経歴はじゃないってことだ。

一つの目標のために
一緒に最善を尽くすことだ。

もちろん、
一緒に仕事をするからといって、
だれとでも親しくなるわけではない。

だが、
真心をもってベストを尽くせば、
お互いに通じ合うことができる。

一生懸命キャラクターを分析し、
現場で誠実に仕事をする、
そんな同僚俳優を嫌う人間がどこにいる?

グンソクは、
そういう準備を本当にきちんとするんだ。

誠実で、賢い友人だよ。(笑)



先輩は、
同僚俳優、として僕に接してくださる。

演技をしていて、
切なく残念に思う時がある。

相手の俳優の気に抑えられて、
思う存分に自分自身をひろげられない時だ。

幼い頃から活動をしていたせいかか、
そういうふうに感じる場合が多かった。

"こんなふうにすれば、
  正しいのかな(合ってるのかな)"

"いや、ちがうのかな"

"怒られて
  ひどい目にあっちゃったらどうしよう"

そんなふうに
委縮してしまったりしていた。

ところが、先輩は、
常に変わることなく、
僕の意見を尊重してくださった。

その一方で、
僕が持っている以上のものを
ひっぱりあげて、
持ち出せるように助けてくださったから、
大きな力になった。

これは同時に、
重い責任感が生じるということでもある。

全面的に僕に任せる、
ということを意味するんだから。



とはいうものの、
こんな関係が、今後逆転する可能性もあるよ。

グンソク。

キミが、
私をひっぱらなければならない日もくるかもしれない(笑)

映画撮影は、
旅に似ていると思うんだ。

先に、私が行ってみた場所ならば、
どこの風景がよい、とか、
どの食堂がおいしい、とか
その程度のガイドはできるもんだろう。

私のほうがたくさんの経験をしてきたから、
それを知らせて(教えて)いるにすぎない。

だが歳月が流れれば、グンソクが、
「こちらに行かれたら、
 こんなメニューを召し上がるように」
と、私にガイドしてくれるんじゃないかな。



3年ぶりに共同作業してみて、変わった点はあるか?


歳をとったね。

「楽しき人生」のときは、
産毛がスベスベした少年だったのに、
今じゃ、青年になって、酒もよく呑むし(笑)

なにより、
りりしく、
たくましくなっていて、うれしい。

私は、
子役俳優というものは、
非常に悲しい存在だと考えているんだけど。

幼いうちから、
大人たちと一緒になって社会生活を送るというのが、
どれほど大変なことか。

しかも、放送(業界)だ。
映画班は殺伐としている。

だから、
子役俳優たちも表情が明るい。

はじめてグンソクと会ったときも
そうだった。

顔はまだこどものようなのに、
考え方(頭)は年齢に似合わず老けていて、
表情はただただ明るくて。

だけど、
今回、ふたたび親しく会ってみたら、
ものすごく、たくましく、
男らしくなってるじゃないか。
大学生活も、存分に享受していた。

自分自身の生活、
というものが、
ようやっと(はじめて)できるようになったんだろう。



自分自身に対する、欲、が出てきた。

いよいよ最後の学生生活なんじゃないか。
どんなことをしても、
しっかり味わわなければならない、
そう思った。




次期作品は決まったか?


来年は、
しょっちゅう仕事してる男(※)と、
作業することになるが、現在はオフ。


  ※ 直訳すると「両班=貴族」だが、
    ここではたぶん「男」という意味かと。




イジュンイク監督のことか?


まあ。
そんなとこだね。(笑)
もうシナリオまで書いたって言ってたよ。
それまでの間なにをするのか、まだわからない。



僕が思うに、
旅行に行かれるんじゃないだろうか。

先輩は作品が終わると、
いつも旅にでられるから。




チャングンソクさんは
次回作品が「美男ですね」だ。
今回は、軽くてはつらつとしたトレンディドラマだ。


自分でも思う。
僕の作品選択には一貫性がないような気がする、って。(笑)



作品のタイトルが「美男ですね」なの?
ちょっと、、、ショッキングなタイトルじゃないの。



徐々に"強弱"のリズムに乗っているみたいだ。
ずっと、落ち着いた作品をやり終わった後、
次の作品として「アイドル」的な作品をしてきた。


まだ若いから、
可能なことみたいだ。

「美男ですね」を選択した理由は、

これまで演技をやってきて、
意外なことに、

明るく笑ってみる役を
ほとんどやったことがなかったからだ。

愛ゆえに、
死んでしまったり(する役とか)。

もちろん、今回も、
活発というわけではないが、
ビジュアルが華やかで、
同年代の感性がにじみでるキャラクターだ。

今できることを全部やってみたい。
もう23歳だから。



いいなあ。。。
私はもう、
することがほとんどないけど。。。

早く頭でも白くなって、
グンソクの父親役をやらなきゃな。



(一同爆笑)



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*****


ジニョンさん。
グンソクさん。

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2012年には、
ジニョンさんの言葉のとおり、
「ラブレイン」で、

イナイナ共演。
イナジュン共演。

ワンダフルったらワンダフルでございます。
またどっかでふたりの共演をみられますように。


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※いろいろいただくコメント等々諸事情にて
 日記の一部限定公開のままでごめんなさい。
 コレハダイジョブデアリマスヨウニ

by aloetree | 2015-12-30 02:25 | Interview/ だいすき
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(1997年実話をもとにしたミステリー現場殺人劇
     「イテウォン殺人事件」そこが知りたい )




映画<イテウォン殺人事件>は
1997年4月、
イテウォンのハンバーガー店トイレで繰りひろげられた、
ゾッとする快楽殺人事件をモチーフにしている。

10代の韓国系アメリカ人容疑者二人。
ふたりのうち1人は、明らかに殺人者である、
にもかかわらず、
二人ともが無罪として釈放されることになり、
当時の大韓民国を衝撃につき落とした事件だ。

映画<イテウォン殺人事件>の主人公を引き受けた、
パク検事役のチョンジニョンと、

容疑者のうちの1人、
ピアソン役を担ったチャングンソクは、

この日の事件を
実際にもまざまざと記憶していた。

<そこが知りたい> の
2大MCだったチョンジニョン。

そして、当時小学生だったが、
9時のニュースを通じて、
ぞっとする事件現場を記憶しているチャングンソク、

彼らが話す映画<イテウォン殺人事件>
インタビューを独占公開する。





<イテウォン殺人事件>
主演俳優チョンジニョン&チャングンソク独占インタビュー



映画の中の俳優が気にする、
実際の<イテウォン殺人事件>そこが知りたい。


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チョンジニョン:

映画<イテウォン殺人事件>は
派手な技巧やアクションが目につく映画ではない。

長い時間をかけて
この映画の準備をしてきたホン・キソン監督に
ある日、私がはじめてした質問は、

「監督。どうしてこの映画を
 つくることになられたんですか?」

だった。

もともと、
あまりたくさんお話をされない監督は、
ぽつりぽつりゆっくりと、
この映画についての話をした。

「ある日、
 インターネットの未解決事件関連サイトで
 この事件を探したんだよ。
 被害者はいるが、殺人者はいない。
 目撃者はいるが、容疑者がいない。
 こんな前代未聞の事件について、
 もうちょっと知るべきだ、という気がしたんだ。
 それが、、、
 この事件に関係した人々と会って、話を交わす過程で、
 だれもがこの事件に胸を痛めていて、
 いまだに忘れずにいる、ということがわかって、
 本当に印象深かった」

結局、この映画は、
実話をモチーフにしているが、
ドキュメンタリーではないように、

実際の事件を直接的に見るよりも、
殺人事件が起きた事件現場のトイレという場所が
なんらかの解答を与えることができるのでは、と考えた。

都心のど真中のトイレで、
ぞっとするような快楽殺人現場が
堂々と繰り広げられたのは、

1997年当時の大韓民国の現実を
代弁するモノサシであり、
また矛盾でもあるからだ。

私はこの映画を
いまだに現在進行形で存在している事件の反芻ではなく、
その背後に隠された真実を引き出さなければならないと考えた。




チャングンソク:

映画<イテウォン殺人事件>は、
興行とエンターテイメント性を求めるよりも、
僕たちの過去を振り返り、
こういった事が二度と起きないように、
と願う過去の回想を通した反省だと思う。

映画を撮影していて、

被害者家族の哀歓、つまり、
愛して可愛がった息子を、
理由もなく天に見送らなければならなかった、
被害者のお母さんの気持ちに思いを馳せずにいられなかった。

僕が被害者の家族の立場にたって、
本当に悔しいきもちで見ていた、その時間のなかで、
誰がウソをついているのか、
なぜウソをついているのか、
そこがいちばん気になった。

僕もそうだったのだから、
観客もやはり同じだと思う。

観客も、
チョ・チュンピルさんの家族に感情移入し、
チョ・チュンピルさんの家族の視線で
観るんじゃないだろうか、という気がする。



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紆余曲折の末、誕生した映画<イテウォン殺人事件>。
製作過程、そこが知りたい。



チャングンソク:

数年間、
社会的に話題のテーマに没頭したホンキソン監督が、
<選択>で一緒に仕事をしたイメンユ作家と対話中に、
前代未聞の殺人事件についてのテーマに夢中になって、
共同で仕事をスタートすることになった、とおっしゃっていた。

映画<イテウォン殺人事件>の製作過程を
簡略に整理するならば、

2005年から始まった
<イテウォン殺人事件>プロジェクトは、

2006年、
釜山国際映画祭MBCムービー賞をはじめ、
映画振興委員会企画開発費支援作に選ばれた。

以後、2008年末に、
映画振興委員会HD支援長編作として選ばれて、
撮影に突入することになった。

一方で、シナリオ執筆期間、
ホンキソン監督とイメンユ作家は、

当時事件にかかわった当事者のほとんどに
直接会って、取材を進めた。

チョ・チュンピルさんの遺族はもちろん、
実際のパク検事、当時彼を弁護した弁護士、

解剖検査での背中の状態についての
写実的なインタビューを通じて、
リアリティーの基盤を固めた。



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映画<イテウォン殺人事件>キャスティングでは、
チョンジニョンさんが比重の高い役割をしたそうだが。



チョンジニョン:

実は、この映画を選択することになったのは、
監督を信頼したからだ。

そこで、引き続き、ピアソン役には
<楽しき人生>で一緒に呼吸を合わせた
チャングンソクを推薦した。

その過程のなかで、
ホンキソン監督と共に徹夜して、
シナリオ修正にも参加するほどの愛着ができた。

その一方で、
<イテウォン殺人事件>は
事件の中心人物である二人の容疑者が
韓国系アメリカ人、というだけあって、

他の映画とはちがって、
英語のセリフがたくさんあるという理由で、
ピアソン役とアレックス役は
果たして誰ができるのか、

これは、かなり論争の的だった。

数多くの既存の俳優はもちろん、
新人オーディションを通じて
海外在住の韓国出身俳優、
人気グループの男性歌手まで、
キャスティング対象だった。

結局、私の粘り強い推薦を通じて、
完ぺきなピアソン役として
実際に留学したことがあるチャングンソクに
会うことになった。

反対に、
英語の実力はまだまだ不十分だったが、
イメージと根性で製作スタッフをひきつけた
シン・スンファンは、
途方もない努力をしてキャラクターを作った。

体重を増やすなどの容貌面だけでなく、
毎日僑胞(海外在住韓国人)に会って、
彼らの韓国語発音と英語発音を録音して
聞きに通う熱意を見せた。

私とともにする二人の後輩俳優が、
非常にすばらしく、努力していて、
映画をつくる間中、
本当にずっと幸せを隠すことができなかった。

時々こんなふうなエネルギーを通じて、
私も再び自覚するチャンスになるみたいだ。


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映画<イテウォン殺人事件>の中での役を演技していて
最も衝撃的な場面は?



チョンジニョン:

この映画は実話を土台にしているが、
映画はドキュメンタリーではない。

実際の事件があたえる無念さはあるが、
それとは違う、と判断できる。

例えば光州(クァンジュ)民主抗争を扱った映画があるが、
それがフィクションであるように、

映画<イテウォン殺人事件>も、
実際の事件日誌とは明確に異なる。

万一、それを疑った瞬間に
現実はねじれてしまうだおう。

"この映画の中で"と限定するならば、
パク検事の立場でのテーマは「反省」だ。

というのも、
見る影もなく不様に
容疑者を放置してしまったし、
最終的には
死亡した者の悲しみだけが
残ることになってしまったのだから。



チャングンソク:

向こう見ずな10代の青少年が
殺人を犯したにもかかわらずノコノコ嘘をついている、
ということが衝撃的だった。

それだけでなく、
逮捕した容疑者を、結局釈放することになった現実自体、
矛盾だらけでセンセーショナルなんじゃないか。

また別の視点でみると、
この事件は、韓米関係のせいで、
余計に悲劇的になってしまった感じがあった。

もしも、
韓国の中でも、
イテウォン以外の場所で起きた事件だったなら、
もっと簡単に事件が解決される可能性もあるが、

アメリカが関係した事件であり、
彼らが強大国なだから、

当時の韓国の実情のせいで、
そのまま彼らを解放しなければならない、
という現実に駆け上がってしまったようで、
それが遺憾だ。



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***

映画のモチーフになった
実際の事件'イテウォン ハンバーガー店殺人事件'


1997年4月3日
イテウォンBハンバーガー店トイレにて事件発生。

1997年4月3日夜11時頃
ソウル龍山区イテウォンドン、
Bハンバーガー店トイレで、

弘益大学休学中だった
チョ・チュンピルさん(当時23才)が
胸と首など9ヶ所を無惨に刺されたまま、
冷たい死体となって発見された。

当時ハンバーガー店に一緒に同行していた
ガールフレンドの情報提供を受けて、
捜査に入ったCID(米陸軍犯罪捜査隊)は、

有力な殺害容疑者として
米軍属人の息子パターソン(当時18才)を検挙。
調査を行った。

当時事件現場には
韓国系アメリカ人混血児パターソンと
在米同胞エドワード・リ(当時18才)の
ただ2人だけがいたことが明らかになった。
あったことと明らかになった。


10代未成年者のぞっとする快楽殺人!
二人の容疑者連行。


CID側は
パターソンと、
その日一緒にいた参考人を呼んで調査した結果、

パターソンが
アメリカ国内ギャング団であるノルテ14の団員であり、

決定打として、
パターソン自身が人を殺したと話すのを聞いた、
という参考人陳述などに基づいて、

パターソンを殺人犯、と目星をつけて、
身柄を韓国側に渡した。

また、事件発生数日後、
エドワードも韓国警察に参考人資格で現れたが、
韓国側検察は捜査の結果、

エドワード・リが犯人である、
として、米軍側の主張をひっくり返した。

捜査当時、彼らは、
事件現場にいたのは彼ら二人だけだった、
という点は認めながらも、

相手が被害者を殺害した。
自分は偶然殺害現場を目撃しただけだ。

といって、
互いに責任転嫁した。

関連陳述書を通じて、
彼らは、

パターソンが、
所持していたジャックナイフを持って遊んでいると、

「出て行って、誰か刺してみろ」
と背後から殺人をそそのかすような話を交わし、

誰かが、
「おもしろいものを見せてやる。ついてこい。
 I'll show you something cool, come with me.」

といって、

ちょうどトイレに行く
チョ・チュンピルさんの後を追い、
所持していたナイフで、何の理由もないままに、
チョ・チュンピルさんを刺して
現場で死亡させたことが明らかになった。

ここで、非常に衝撃的な点として、

人の多いハンバーガー店で、
おもしろ半分で人を殺害した彼らが、

なにごともなかったかのように
堂々とトイレから出て行き、
さらに、出てきたあとで、
彼らの行動について、
何も罪悪感を感じない、
という発言などをしたという点だ!


終わらない二人の容疑者の犯行否認証言、
決定的な陳述をした証人ランディの陳述翻意、
解剖検査を通した傷痕に基づいて
加害者が被害者より背が高いという点、
防御傷がないことから、
どっしりした体格の人間に一気に制圧されたという点、
嘘探知機調査結果、

などを通じて、

1997年4月26日
エドワードを殺人罪で、
共犯のパターソンは単純に、
凶器所持、証拠隠滅にともなう暴力罪で起訴した。

1997年10月2日、1審裁判所は、
エドワードに対して無期懲役を、
パターソンには懲役長期1年6月、短期1年を宣告した。

これに対し二人ともが控訴し、
1998年1月26日、控訴審裁判で、

エドワードは懲役20年、
パターソンは懲役長期1年6月、
短期1年をそれぞれ宣告された。

以後、
パターソンは控訴をあきらめて服役し、
服役中の1998年8月15日、特赦で赦免され、

エドワードは
証拠不充分を理由に大法院まで行ったあげく
1999年9月3日、最終的に無罪を宣告された。

10代の韓国系アメリカ人が行った、
ぞっとするような快楽殺人は、
このようにして12年が過ぎた今でも、
ベールに包まれたまま事件を終えられずにいる。



10代快楽殺人現場にいた二人。
10代韓国系アメリカ人容疑者たち。



容疑者1)
ピアソン
1979年生まれ/18才/韓国系アメリカ人(メキシコ界米軍)

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I'll show you something cool,come with me.

少し寒い天気のイテウォンの道ばたで
ピアソンはアレックスとともに、
イテウォン삼거리に位置するクラブに行き、
酒と麻薬をとることになり、
アレックスとともに危険な賭けをすることになる。

そして数分後、
彼らはクラブの下の階にある
ハンバーガー店で殺人を犯すことになるが、

アメリカのヒスパニック系ギャング団、
ノルテ14の団員と推定されるピアソンは、

本人が、
人を殺したと話していたのを聞いた、

という参考人の陳述と、
殺害道具を持っていた証拠に基づいて
最も有力な容疑者となる。

しかしピアソンは無罪を主張する中で、
冷静さと平常心を失わず、
あとから出て来る証拠からも、
次第に真犯人の疑惑を抜け出し始める。

だが、調査過程のうち、
当初は、ピアソンではなく、
アレックスを起訴しようとしていたパク検事は、
ピアソンが偽りの陳述をしているのではないか、
と疑いをもつようになるが…

彼は本当に
徹底的にその内面を隠した残忍な殺人鬼なのか?




容疑者2)
アレックス(A.J)
1979年生まれ/18才アメリカ国籍の韓国人

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僕は殺さなかった! 殺してないんだ!

100kgを越える巨体に、
不良期のただなかのアレックスは、
ハンバーガー店殺人現場の目撃者として
調査を受けることになる。

一方、
証拠を明らかにした解剖検査過程のなかで、
殺人犯が被害者を一度に制圧するほど力が強く、
被害者より背が高い人物である、
と明らかになり、
徐々にアレックスは不利な状況に追い込まれる。

一貫した陳述をするピアソンと違い、
PAPABOY(父親っこ)のような性格と、
感情コントロールができない行動で、
貧弱な主張をする彼をパク検事は第1容疑者だと目星をつける。







*****


映画「イテウォン殺人事件」
 演出ホン・キソン監督インタビュー。
 "遺族の傷をいじってしまうんじゃないかと心配で"



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チョ・チュンピルさん殺害事件を映画にした理由は。

2005年にインターネットを検索していて、
偶然にチョさんに関連したサイトを見ることになった。
未解決事件という点が微妙だった。
当時の、韓・米行政協定のように、
アメリカ問題を映画にしてみようと考えているところだった。

ところが、この事件は、
米軍が身柄をすぐに韓国警察に渡して協力した、という
異例の事件だった。

私がこの事件で注目したことは、
韓国人の血が混ざったアメリカ国籍の子供たちが見せた、
文化的アイデンティティだった。

面白半分で人を殺したのだ。

彼らの姿は、
現在のアメリカ文化と
韓国文化が混在した韓国の姿を代弁してもいる。



検事を主人公にした背景は?

どんな構成にするのか、
非常に悩んだあげくに、
葛藤する検事に焦点をあわせることにした。

実際のパク・ジェオ弁護士に会ってみると、
義侠心が強い方だ、という感じがした。

また、メインストリームの検事、というよりも、
組織と衝突するアウトサイダー的な検事のイメージを感じた。
それも印象的だった。



容疑者をどのように表現しようとしたか。

犯人を明らかにするのが重要なのでなく、
この事件の意味、二人ともを釈放することになった過程、
この子供たちの文化的微妙性などに焦点を合わせるのに注力した。

実際、心配が先んじてしまう。
被疑者だった二人ともがどこかで生きていて、
この期間にどんなふうに変わっているかもわからない以上、
誰かが大きな傷を受ける可能性がありうるのだから。

また、遺族にも
助けにならないどころか、
わけもなく、その傷だけを余計に触れてしまうんじゃないか、
ということが心配だ。



映画を撮影していて、難しい点はなかったか。

チョ・チュンピルさん事件は
私でなくてもインスピレーションをうけた人々が、
映画のテーマとして実にたくさんの関心を示していた。

めったにないことだと思ったのは、
いったん映画作業に入った昨年末から、
製作費用意からキャスティングまで、
すべてのことがサラサラと解決して行く感じだった、という点だ。
誰かが必ず助けてくれているようだった。





***


チョ・チュンピルさん姉チョ・ムノクさん
「映画をきっかけに再捜査が成立してほしい」



チョ・チュンピルさんが
ぞっとするような不意の事故で亡くなって12年の歳月が流れた。
しかし遺族の胸のなかに、チョさんは変わることなく生きている。

特に父親조송전さん(69)、母親イ・ポクスさん(66)は、
この12年間ただ一日として安らかに足を伸ばして
寝ることができなかった苦痛の毎日だった。

残酷な殺人犯を目前にしながら、
結局罰を受けさせられなかった、

という恨めしさと、
無念にも命を奪われたる一人息子の恨みを
正しく晴らせなかったという自責の感に、
彼らの顔には笑いが消えて久しい。

8月27日、自宅で会った
チョ・チュンピルさんの三番目の姉ムノクさん(38)は、
12年前の事件を思い出させて涙を流した。

ムノクさんは、
「弟があんなふうに死んだことも耐えられないことだったのに、
 二人のうちひとりは明らかに殺人犯なのに、
 その二人ともが釈放されてしまったという状況を見ていて、
 司法府に対する不信感ができたことはもちろん、
 大韓民国に生まれたことが本当に悔しかった」
と吐露した。


チョ・チュンピルさん事件をモチーフにした映画が
まもなく封切となるが、どんな心境か。


2年前に、
この映画のシナリオ作家が
私たちの家族を訪ねてきました。

映画製作のために、
家族の同意を求めようとしている、という話でした。

ですが、映画が公開されても、
事件が解決されるのではない上、
さらに、かろうじて抑えている傷が、
さらにぶり返すばかりな気がして反対しました。

ところが、母が、
許諾しよう、と言いました。

映画<殺人の追憶>や<あいつの声>のように、
実話を土台にした映画を通じて、
国民がその事件についての警戒心を高めたケースもあります。
しかも、犯人が誰かわからない、この二つ事件と違って、
チュンピルが事件は、二人のうち1人は確実に犯人なんです。

母は、
もしかしたらこの映画を通じて、
検察が再捜査をするかも知れない、

という、
細い細い希望をもっているんです。



控訴時効まで3年が残りますが。
時間が流れるのが悔しいでしょうね。


映画をきっかけに
再捜査が成り立つように願っています。

本当にお母さんの望みどおり、

検察に義侠心の強い検事がいて、

この映画封切をきっかけに、
チュンピルの命を奪った殺人犯を
今からでも逮捕して罰を受けさせるように
ならないでしょうか。。。


2009/08


*****

  → SBS「そこが知りたい/ イテウォン殺人事件 20091219」動画

  → 「そこが知りたい1000回記念/
             元MCだったチョンジニョンさん挨拶」












明日からハロパだ
空気ずれずれにも程があるから
しばし休憩ー??????
by aloetree | 2015-10-26 23:41 | イテウォン殺人事件。 | Comments(2)

JKSさん酔狂。


by aloetree