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2013 春。ソウル。ホさん。

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一応。
グンソクくんの写真、
貼りつつも。


またもや、
ホさんについての日記^^;





ホさんは、
本当にあったかい人で、
印象に残った話がたくさん。



ホさんには、
小学生の娘ちゃん&息子ちゃん。
がいる。

例の任天堂ゲームで
日本語を
たのし〜〜〜く身につけちゃってる、
息子ちゃんは、
まだ2年生?くらいで、

ホさんが家族で
カナダにいるときに
産まれた。

ということだったので、
思いきって、

「じゃあ、彼は成人したら、
 国籍をカナダ、韓国で選択できるですね?
 カナダを選択したら、
 軍隊にはいかなくていいですね」

と聞いてみた。


ホさん
「そうですね。
 でも、
 もし彼が韓国で今後も生きていくつもりならば、
 僕は、ぜひ軍隊にいってほしいと思います」


「なんでですか?
 軍隊は、、、
 やっぱり身内だったら心配でしょう?」

ホさん
「そりゃあ。
 僕もいた頃は、
 理由もあいまいに、叩かれたり、
 いろいろつらいことはありました。
 でも、今思うと、
 本当によい経験だったと思うんです。

 単純に、
 僕にとっては、
 軍隊生活は、
 たくさんの人間同士の中で生きることを学べた、
 いちばんの場所でした。

 なにより、それまで、
 ひとりで生活したこともなかった若いときに、
 いきなり全然ちがった環境にはいって、
 いろいろな経験をして、

 それまで、親元で、
 自分がどれだけ大事にしてもらっていたか、
 まわりの人たちのおかげで、どんなに幸せだったか、
 そんなことを本当に実感したんですよ。

 制度の是非や、
 戦争、、みたいなことについては、
 もちろん、僕にもいろんな考えはあります。

 でも、
 僕たちは、いろいろな選択肢があっても、
 自分が生きる環境は選べない部分もあるんだから、

 それならば、与えられた環境の中で、
 自分がなにを思いきりやりたいか、

 どんなふうに、
 人の大切さ、ありがたさ、平和の大事さ、
 そんなものに役立っていけるか、
 それを一生懸命、
 考えるしかないじゃないですか。

 だから、
 息子も。

 もし彼が、本気で英語圏で生きてみたい、
 というなら、邪魔はしませんが、
 そうでないなら、きっといい経験になるでしょ。

 そして、
 きっと、僕のことを、
 ああ、おとうさんってありがたかったんだな、って
 尊敬するようになるでしょ!笑&ウィンク」



「(ホさん。。。なんやしらんが、
 むちゃかっちょいい〜♡」



ホさんは、
見た目は、
今年に入って、
禁煙したこともあってか、
ずんぐりむっくり。
クマのプーさんのようなんだけど。




ほかの60代のおじちゃんに振ってみたら、

「いやああ。
 ありゃ本当につらかった。
 自分の時代は、3年間だった。
 1日が1ヶ月にも思えて、
 終わったときは、本当に涙がでたよ〜」

と。
話ぶりが、
吉本、みたいだったから、
そして、このおじさんは、
えらいガタイもよくて、

「あんた、全然だいじょぶっしょー」
(絶対言えませんが。心の中でつぶやいちゃった)

な感じの人だったから、
大笑いしちゃったが。。。




人それぞれ、
全然感じ方はちがうんだな、
と、聞きました。



普段、
近所に住んでる、
釜山出身の女の子は、
日本人のだんな様と結婚して、
今、東京にいますが、
最近、妊娠がわかり、

つい先日も、
彼女と私は、

「もし、赤ちゃんが、男だったら?」

をさんざんしゃべくってました。

彼女は
「絶対、日本国籍を選ばせる。
 そこにこどもに選択の自由は与えない!」

きっぱり。

彼女いわく、
夫も日本人だし、
こどももこの国で生きるだろうし、
わたしもそれを望んでいるし、と。

そして、
彼女の場合は、
おにいさんが、大変なときに、
最前線に配属になり、
ずいぶん心配をした経験もあるようで。




この手のテーマの話は、
だれにでも聞きやすい感じじゃないし、
とくに、私には遠い話だし、

でも、
とっても興味があって。


そのきっかけになったのが、
数年前にであった、
韓国からの留学生の男の子でした。


友人に、
性同一障害の彼女(ハートは彼)がいて、

彼女が一時期、
同じ性同一障害の人同士で、
つながりあえるグループ活動を
熱心にしていたことがあり、

そのとき、
その集まりに
たまたま遊びにいったときに、

「署名してほしい」

と話しかけてきたのが、
韓国から留学していた
大学生の彼(ハートは彼女)でした。

このまま、
帰国したら、
すぐ入隊だ。。。
どうしても、
どうしても、
今のままの自分では、
乗り越えられない、、、

と。

彼の状況を理由に、
入隊を免除できるように、
という署名を求められ。


そんとき、
最終的に、

わたし、
署名しなかった。。。


話をきけばきくほど、

彼(ハートは彼女)の心情は
涙がでるほど感じられたんだけど、

私には、
あんまりにも遠い話すぎて、
おおきい話すぎて、
全体がわからなくて、

自分の考えの落としどころ、
みたいのが
全然みえず、


どうしていいか、
きめられない〜。
わからない〜。


それだけしかなく。


でも、

たぶん、
今同じ状況になっても、

私、
同じように。

「どうしていいか、
 わからない。
 決められない」

となるような気がしてます。




けど、
あのときのこと、
あのときの彼(彼女)のこと、

ずっと忘れられなくて。



今回、
ホさんに会って、

BBさんのごとく、
でっかいハートの人だったので、
いろいろ、根掘り葉掘り、
聞くことができて、

でも、
結局、

聞いても、
聞いても、

自分のこと。
じゃないから。

ぼんやり〜とした
雲のなかに
いるような感覚しか
もてなかったし、

今日も、
そのまま。



ホさんも。
おじさんも。
釜山の女の子も。
留学生の彼(彼女)も。


感じ方、
捉え方、
は、

本当に
それぞれで、

同じ国の人であっても、
こたえはひとつじゃないのだなあ。


そんで、
自分ごと、じゃない私は、
自分なりの、こたえ、すら、
ないまま、


むしゃむしゃと、
チジミやら、
おでんやら、
をたべながら、

チャングンソク話と
同じような態度で
聞いてるだけで、、、


みんな、
どんなふうに思ったかなあ。。。



今度、
ホさんに会ったら、

「逆に、
 おやつ感覚で、聞いてた私みたいな人のこと、
 どんなふうに思いましたか?」

と、
ちょっとびくびくするけど、
聞いてみたい気がしてます。。。





画像twitterより
by aloetree | 2013-04-23 00:10 | あれこれ

JKSさん酔狂。


by aloetree